2010年なんでもTOP10

−2011年 ミステリー(過去作) TOP10−

by ヒロくん(師匠)

(1) 西澤保彦『聯愁殺』
(2) 西澤保彦『彼女が死んだ夜』
(3) 霧舎 巧『名探偵はもういない』
(4) 雫井脩介『犯罪小説家』
(5) 東野圭吾『白夜行』
(6) 戸梶圭太『誘拐の誤差』
(7) 水生大海『少女たちの羅針盤』
(8) 船戸与一『薮枯らし純次』
(9) 矢野龍王『極限推理コロシアム』
(10) 折原 一『漂流者』

 2011年に読んだミステリーのうち、2010年以前に発表された作品(すなわち、2011年 ミステリー TOP10のランキング対象とはならなかった過去作)のTOP10です。

(1) 最初から9割くらいは淡々と進んでくけど、最後のどんでん返しに戦慄。衝撃的なラストは何度も読み返しました。
(2) 西澤保彦という作家との出会いとなった記念すべき作品。匠 千暁シリーズ第1弾となるこの本の面白さこそが、(1)との出会いを演出してくれたワケですからね。
(3) 3月11日の東京出張の移動の際のお供にしてた作品。地震がキーワードとなるこの作品をお供にしてたせいで震災にあった...というシチュエーションはまったくシャレになってないが、一生忘れられない作品になりました。
(4) 自説を曲げないエキセントリックな人気脚本家がなかなか良いキャラしててさぁ...(笑)。
(5) 映画観た後に読んだ。原作ではもっと「黒い」ことになってるのね(苦笑)。
(6) この作品、20年前だったら「フザケ過ぎ!」と批判にさらされてたことでしょう。しか〜し、今の世の中、この作品を「フザケてる」のひとことで黙殺することが出来ないくらい病んでるので、充分リアルに感じられる。こーゆー捜査がホントに行われててもおかしくないよなぁ〜。だって、出頭して来たオウム手配犯の平田 信を警察が追い返しちゃうくらいなんだからさ!(苦笑)
(7) 深木章子の『鬼畜の家』読んであまりの素晴らしさに『ばらのまち福山ミステリー文学小説新人賞』の過去作に興味が沸き、映画化もされるというので読んだんだけど、青春小説としてオモロかった。
(8) やっぱり主人公は...(以下、略)。
(9) クローズド・サークルもの。米澤穂信の『インシテミル』が無ければもっと評価されてんだろうね、きっと...(苦笑)。
(10) 過去作が文春文庫から出し直しになった時に『〜者』シリーズに改題されたワケだけど、是非『遭難者』も文春文庫から出し直しして下さい。お願いしますッ!

('12.1.8)

ヒロくん(師匠)のプロフィール...中学3年生から高校時代まで1ヶ月に10冊ミステリを読んでた頃の読書熱が完全に甦ったこのサイトの管理人。

INDEX