“松電バスの歌”

 松ワン裏部歌“松ワン”を紹介してしまった以上、避けては通れなくなってしまった存在が“松電バスの歌”(笑)。信州大学の体育会系サークルで代々歌い継がれてるこの曲は、その名のとおり、地元・松本を走る松電バス(「まつでんバス」...今は『アルピコバス』という愛称が付いている)のことを面白おかしく歌ったものである(笑)。松電バスは、松本電気鉄道(株)の乗合自動車事業部門ね(笑)。信州大学松本ワンダーフォーゲル部『松ワン歌集'88』によると、この曲の歌詞は...

“松電バスのうた”

1. 北アルプスを背に受けて
松本平をかけめぐる
独占企業が親会社
ア〜ア〜 松電 松電バス

2. 浅間温泉ドル箱路線
ビデオの姉ちゃんほほえみかける
ここで稼がにゃもととれぬ
ア〜ア〜 松電 松電バス

3. 美ヶ原 上高地
アンノン族をつめこんで
ロマンを乗せて銭を取る
ア〜ア〜 松電 松電バス

4. 今日は四賀村 三郷村
明日は安曇村
あぜ道坂道なんのその
ア〜ア〜 松電 松電バス

5. 長野電鉄 敵じゃない
上田交通 鼻にもかけず
川中島は 倒産だ
ア〜ア〜 松電 松電バス

6. 松電ストア 松電ボウル
松電自動車教習場
もとの鉄道 どこ行った
ア〜ア〜 松電 松電バス

ア〜ア〜 松電 松電バス

 ...ってことになります(笑)。
 松電バスの事情に詳しくないかたにいろいろ説明しておくと、歌詞にある「ビデオの姉ちゃん」とは、昔の松電バスの車内には『バステレビ』というものがありまして、次の停留所案内やらバスの運賃表などの映像を流してまして(笑)、始発の時と、終点に近付いた時、この『バステレビ』に(松電バスのバスガイドの制服か何かは解りませんが)制服・制帽姿の姉ちゃんが「御利用いただき有難うございます」で挨拶する映像が流れてたんですね(笑)。私が初めて松電バス利用したのは'88年のことですが、『バステレビ』ってものの存在じたいがカルチャー・ショックでした(笑)。「ビデオの姉ちゃん」も'88年の時点で「いつ撮ったんだ!? '70年代に撮影したんじゃないの?」っていうくらい服装のセンスしてましたから、おそらく'70年代からあの映像使ってたんでしょう(笑)。『バステレビ』には松本ローカルなコマーシャル映像も流されていて、「地方局でしか見れないローカルCM特集」みたいなTV番組でいつも話題になる『アルプスタクシー』のCMは常連さんでした(笑)。♪いつでもどこでもどこへでも〜タクシーはアルプス〜(笑)。この『バステレビ』も、『アルピコバス』という愛称が付き始めた'93年あたりから消えてしまいましたケド。だから、今となってはこの部分の歌詞はリアリティー無いです。
 『長野電鉄』、『上田交通』、『川中島(バス)』っていうのは、同じく信州を拠点とするライヴァル社ですね。川中島バスは同じく松電傘下のようですが(笑)。
 この“松電バスの歌”、残念ながら私は歌えません。曲覚える前に松ワン逃げ出したから(笑)。それがかえすがえすも残念なんですけど...(笑)。

 今回の記事を書くにあたって、ネット検索かけたところ、たくさんヒットしました(笑)。それによると“松電バスの歌”の歌詞が増殖してることが解りました(笑)。

 『KIMIのホームページ R(仮称)GeoCities館』さんに記載されてる新しい歌詞

7. 県外ナンバー 蹴散らして
松本小道で 腕みがき
峠越えなら 日本一
あゝ松電 松電バス

 『カメルーン亭の日々の伝説!』さんに記載されてる新しい歌詞

7. アップルランド、ハイランドシャトル
元の名前をひた隠し
名前を変えてもあか抜けず
ああ、松電、松電バス

 あと、この2つに掲載されてる歌詞と、『松ワン歌集'88』に載ってる歌詞、ビミョーに違いますね(笑)。4番の歌詞は「明日は安曇村」よりも「明日は生坂、梓川」のほうが字数的に正しいような気がします。6番の歌詞は「いろんな業種に手を出して」っていう歌詞よりも、『松ワン歌集'88』に載ってる「松電自動車教習場」のほうが『松電グループ』の多角経営の実態が出てていいかな?(笑)。ちなみに「ハイランドシャトル」とは、松電バス(アルピコバス)の車体に書かれてるもう一つの『愛称』で、「松電自動車教習場」は「アルピコ自動車学校」、「松電ストア」は「アップルランド」、「松電ボウル」(ボウリング場)は「アルピコボウル」にそれぞれ名前を変えております。『松電グループ』じたい今や『アルピコグループ』ですから(笑)。「名前を変えてもあか抜けず」とは...アッハッハ〜!!! スーパーマーケット「アップルランド」のポイントカードって「ベリーカード」っていうんだよォ〜(笑)。

('01.11.17)

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