Bonnie Pink 『Let go』ツアーチケット確保の顛末

 4月にリリースされたBonnie Pink (以下、ボニピン)の新作『Let go』に伴う全国ツアーがこの7月と8月にかけて、全11都市、計13公演行われる。この11都市のうち、ほとんどのところでは4月16日にチケットが売りに出されたが、金沢公演は5月27日に遅れてチケットが発売開始になった。前回の『evil and flowers』ツアーでは金沢公演がありながら渋公まで観に行った私、さすがに今回は近場で済まそうと、金沢公演を観るつもりで居た。したがって、東・名・阪などのチケット発売日の4月16日には勿論行動は起こさず、金沢公演ぶんのチケット発売日の5月27日を待っていた。
 ボニピンの金沢公演...略して『ボニキン』(笑)...のチケット発売日の5月27日の前日にプロモーターのキョードー北陸サンに電話してチケットの発売方法を問い合わせたところ、1. キョードー北陸サンでの電話予約 2. ローソン・チケット 3. 店頭販売...の3種があって、そのうち、店頭販売は私の住む富山県内では行われないことになっていたので、おのずから選択肢は、電話予約とローソン・チケットだけとなった。そして、いよいよ『ボニキン』のチケット発売日の5月27日がやって来た。
 どうもキョードー北陸サンの電話の数、あんまり多くないようなので、かなりつながりにくそうと感じた私、ローソン・チケットにターゲットを合わせ、発売開始時間の10時前に近所のローソンへ向かう。10時になり、ローソン店頭の『toppi』で手続きをする。自分の名前、電話番号を入力し、あとはチケット引き換え券の発券を待つばかり...。やったあ、『ボニキン』のチケットとれたゾ!...と安心したところで突如、『混線のため最初からやり直し』になってしまった。いくら『toppi』での手続きをしようとしても、混線が激しく、『toppi』がうまく作動しないので、『toppi』での直接発券はあきらめ、店の外の公衆電話からローソン・チケットに電話する。が、なかなかつながらない...。『toppi』の混線の激しさも、電話の混み具合も『ポニキン』のせい...というよりは、この日のローソン・チケットでは『某ビジュアル系バンド』のチケットも発売になっていたので、そちらの影響のほうが大きい。ローソン店頭の公衆電話の横のゴミ箱には使用済み紙オムツでも捨てられていたのだろうか、異臭が漂っていた。そんな横で必死に電話していた私。10時40分頃、ようやくローソン・チケットに電話がつながる。が、無機質な合成声が『ボニキン』チケットの販売終了を告げて来た。
 もう選択肢はキョードー北陸サンしかない。ローソン店頭の公衆電話をいつまでも占拠するのもどうかと思ったんで、家に帰り、じっくり腰を据えてキョードー北陸サンに電話をかけた。こちらもなかなかつながらない...。11時頃だろうか、ようやくキョードー北陸サンに電話がつながった。が、無情にも聞こえて来た声は『おかげさまで販売終了いたしました』...。もうキャンセル待ちしかないという。キャンセルがそう何人も出るとはとてもじゃないが思えないので、『キャンセル待ち』とは『チケット取れません』と同義語だ。が、一応キャンセル待ちの登録はしておいた。万が一ということもあり得るから。
 『キャンセル待ち』の登録をしたものの、『ボニキン』はもう絶望。東・名・阪など他のボニピンの公演はとっくに発売されて、今からの確保は絶望的。ボニピンの『Let go』ツアー観るのはもう絶望か...と半ば諦めが入った時、もう一度『Let go』ツアーの日程を見たら、新潟公演もこの日・5月27日が発売日じゃないか! といっても、金沢がもう売り切れなら新潟だってもう...と思いもしたがダメ元で、今度は新潟のキョードー北陸サンに電話した。そしたら、ボニピンの新潟公演...略して『ポニシン』...のチケット、取れました!!! 一度はボニピンの『Let go』ツアー、あきらめなきゃいけないのか...と覚悟したが、なんとかチケット確保しました!!!
 今回の『ボニキン』のチケット入手失敗の敗因は、やはりローソン・チケットに頼ったのがマズかった...。『Loppi』と電話、共にあんなに混線するとは思わなかった。『チケットぴあ』会員であるためいつもチケット入手に困ったりしないから、『チケットぴあ』会員の保護下にない今回のような荒波に揉まれると慣れていないからまったくダメだねェ〜、私。今回のような苦戦をしないためにも『Bonnie Link』(←ファンクラブの名)に入らないとダメかねェ〜。
 ところで『ボニシン』の会場の新潟フェイズって何処にあるの?(笑)

(2000.5.28)

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