男の哀愁、バッド・レリジョン

 バンド結成が1980年というから、今年でデビュー20周年を迎えることになるバッド・レリジョン。自分たちのレコードを世に送り出すために『Epitaph』レーベルを設立、最初の5〜6年は活動が不安定だったものの、'88年リリースの『サファー』からバンドを軌道に乗せ、後続に大きな影響を残して『メロコアの帝王』とまで呼ばれるまでに大きな存在になった彼ら。私が初めてバッド・レリジョン聴いたのは1996年の『ザ・グレイ・レイス』からで、ハッキリ言って遅い!(笑) '94年に彼らがメジャー・デビューして、日本盤がEPICから出るようになった時、新星堂チェーンが『Epitaph』レーベルのアーティストを大プッシュしてたことがあったけど、あの時(『ストレンジャー・ザン・フィクション』リリース時)に聴いとくべきだった...と今でも残念に思う。ってのは、2年もの間、バッド・レリジョンの素晴らしい音楽を知らずに無為に時間を過ごしてたから(笑...ちょっと大袈裟かな?)。
 で、私がバッド・レリジョンにハマったのは、『ザ・グレイ・レイス』聴いてからだけど、キッカケはドライヴ中。(最近のアルバムはともかくとして)彼らの音楽ってドライヴのBGMにうってつけなのよね。彼らの曲聴きながらクルマを転がしてると、気分がイイものだから思わずアクセル踏む足に力が入り...って、みなさん法定速度を守りましょう!(笑) 私のほかにもドライヴ中にバッド・レリジョン聴いてハマった...っていうひとは結構居るみたいよ。
 で、ドライヴのBGMに最適な(笑)速さもさることながら、彼らの曲の魅力っていうのが『男の哀愁』漂うもの悲しいメロディー。私が好きこのんで使う表現に『長渕 剛の曲を3倍の速さで演奏したような』ってのがあるんだけど(笑)、『ザ・グレイ・レイス』聴いたとき、ホントにそう、マジに思ったもん(笑)。バッド・レリジョンがこのようなパンク・サウンドに哀愁漂うメロディーを乗せる音楽をやり始めたから、『メロディック・ハードコア』...略して、メロコア...と呼ばれるジャンルが世の中に誕生したといって過言じゃないくらい。オリジネイターだったワケだ。その後登場したオフスプリングなんかは『バッド・レリジョンのパクリみたいなモン』と言われても仕方ないほど影響受けてるし...(笑)。
 ということで、その『メロコアの帝王の足跡』をたどると...。

80-85

(国内盤 : EPIC ESCA-6142)
1. We're Only Gonna Die 2. Latch Key Kids 3. Part III
4. Faith In God 5. Fuck Armageddon...This Is Hell
6. Pitty 7. Into The Night 8. Damned To Be Free
9. White Trash (2nd Generation) 10. American Dream
11. Eat Your Dog 12. Voice Of God Is Goverment
13. Oligarchy 14. Doing Time 15. Bad Religion
16. Politics 17. Sensory Overload 18. Slaves
19. Drastic Actions 20. World War III 21. Yesterday
22. Frogger 23. Bad Religion 24. Along The Way
25. New Leaf 26. Bad Religion 27. Slaves
28. Drastic Actions
 '81年リリースのデビュー・アルバム『How Could Hell Be Any Worse』にデビュー・シングルなどの初期の貴重音源を加えた初期音源集。“Along The Way”には後の片鱗が窺えるものの、他の殆どの曲は今のバッド・レリジョンの特徴の哀愁漂うメロディーのカケラすらない粗暴なパンク・サウンド(笑)。“Bad Religion”のヴァージョン違いがいくつも収録されてるのも、ある意味迷惑(笑)。今でもライヴで大事に披露される“Fuck Armageddon...This Is Hell”や“Part III”収録。だけど今さらこれらの曲、ライヴでやらずとも...(苦笑)。

Into The Unknown

not available

(廃盤)
 '83年リリースの2nd。パンク・バンドにあるまじきアダルトな音づくりの作品になってしまい、周囲からは酷評だらけの袋叩きにされたらしい(笑)。リリース直後に廃盤、メンバー自身の強い意志によって、再リリースされることもなければ、ベスト盤などのコンピレーションにも曲が入ってない。ライヴでも曲が演奏されることもない。完全に『隠したい過去』(笑)。熱心なファンでも音を聴いたことのない、まさに幻の作品。

Suffer

(国内盤 : EPIC ESCA-6153)
1. You Are (The Goverment) 2. 1000 More Fools
3. How Much Is Enough? 4. When? 5. Give You Nothing
6. Land Of Competition 7. Forbidden Beat
8. Best For You 9. Suffer 10. Delirium Of Disorder
11. Part II (The Number Of Game) 12. What Can You Do?
13. Do What You Want 14. Part IV (The Index Fossil)
15. Pessimistic Lines
 今の哀愁漂う『バッド・レリジョン節』が完成した'88年リリースの3rdで、実質的な再デビュー盤。メンバーは、グレッグ・グラフィン(vo.)、ミスター・ブレット(ブレット・ガーヴィッツ、g.)、グレッグ・ヘトソン(g.)、ジェイ・ベントリー(b.)、ピート・ファインストーン(ds.)。『メロディック・ハードコア(メロコア)』なるジャンルを確立させた功績から、このアリバムを最高傑作に推す声もあるくらい。ただし、今現在のバッド・レリジョンの『枯れ具合い』が好きなら、相当に青く感じられる。

No Control

(国内盤 : EPIC ESCA-6154)
1. Change Of Ideas 2. Big Bang 3. No Control
4. Sometimes I Feel Like 5. Automatic Man
6. I Want To Conquer The World 7. Sanity 8. Henchman
9. It Must Look Pretty Appealing 10. You 11. Progress
12. I Want Something More 13. Anxiety 14. Billy
15. The World Won't Stop
 これはあくまでも個人的意見だけど、2000年現在のバッド・レリジョン・ファンが聴いてしっくりくるのはこの'89年リリースの4thからじゃないだろうか? 前のアルバムに残ってた青さは払拭され、今のバッド・レリジョンと大差なくなった(笑)。

Against The Grain

(国内盤 : EPIC ESCA-6141)
1.
Modern Man 2. Turn On The Light 3. Get Off
4.
Blenderhead
5.
The Positive Aspect Of Negative Thinking
6.
Anesthesia 7. Flat Earth Society 8. Faith Alone
9.
Entropy 10. Against The Grain 11. Operation Rescue
12.
God Song 13. 21st Century (Digital Boy)
14.
Misery And Famine 15. Unacceptable
16.
Quality Or Quantity 17. Walk Away
 ファンの間でも『最高傑作』に推す声が大きい'90年リリースの5th。パンクに速さを求めるひとにとっては、やっぱりこのアルバムかな。私もこのアルバム派(笑)。名曲“Anesthesia”収録。この作品から作曲者のクレジットが付くようになった。“21st Century (Digital Boy)”にはキング・クリムゾンの“21世紀の精神異常者”から歌詞をパクリましたよ...としっかり明記されている。“Misery And Famine”を聴いて清水健太郎を思い出すのは私だけ?(笑)

Generator

(国内盤 : EPIC ESCA-6111)
1.
Generator 2. Too Much To Ask 3. No Direction
4.
Tomorrow 5. Two Babies In The Dark
6.
Heaven Is Falling 7. Atomic Garden 8. The Answer
9.
Fertile Crescent 10. Chimaera
11.
Only Entertainmant
 ドラマーが現在のボビー・シェイアーに交代してリリースされた'91年作の6th。タイトル曲はのちにオフスプリングが“The Meaning Of Life”とタイトル(と歌詞)を変えてリリースすることになる曲(笑...早い話がパクリだ!!!)。バンドの知名度と人気が上がるにつれて、バッド・レリジョンのレコードを出すために設立したインディー・レーベル『Epitaph』のフォロウ出来る範囲に納まりつかなくなってきたので、彼らは『Epitaph』を離れる時期を模索し始めることになる。

Recipe For Hate

(国内盤 : EPIC ESCA-6112)
1.
Recipe For Hate 2. Kerosene 3. American Jesus
4.
Portrait Of Authority 5. Man With A Mission
6.
All Good Soldiers 7. Watch It Die 8. Struck A Nerve
9.
My Poor Friend Me 10. Lookin' In
11.
Don't Pray On Me 12. Modern Day Catastrophists
13.
Skyscraper 14. Stealth
 超名曲“American Jesus”が収録されていることで、これまた最高傑作との呼び声高い'92年リリースの7th。このアルバムからアメリカとカナダでは『Atlantic』が作品をリリースすることになり、脱・インディーズ指向がより明確に。パール・ジャムのエディ・ヴェダーが、oozin ahhs(早い話がバック・コーラス)で参加して話題に。

Stranger Than Fiction

(国内盤 : EPIC ESCA-6057)
1.
Imcoplete 2. Leave Mine To Me
3.
Stranger Than Fiction 4. Tiny Voices
5.
The Handshake 6. Better Off Dead 7. Infected
8.
Television 9. Individual 10. Hooray For Me...
11.
Slumber 12. Marked 13. Inner Logic
14.
What It Is 15. 21st Century (Digital Boy)
 この'94年リリース作を最後に『Epitaph』社長でもあったミスター・ブレット(←ジャケ写の右端の人物)が、社長業に専念するためにバンドを離れる。そのミスター・ブレット在籍時最後のアルバムは、彼の色が一番濃く出た異色作。このアルバムから、アメリカとカナダ以外の国では『Epic』傘下の『Dragnet』レーベルに移籍。『Epitaph』と切れて完全にメジャー所属アーティストに。日本でもアルバム8枚目にしてようやくデビュー(笑)。初めて外部プロデューサーとしてアンディ・ウォレスを起用。

The Gray Race

(国内盤 : EPIC ESCA-6385)
1.
The Gray Race 2. Them and Us 3. A Walk
4. Parallel 5. Punk Rock Song 6. Empty Causes
7.
Nobody Listens 8. Pity The Dead 9. Spirit Shine
10.
The Streets Of America 11. Ten In 2010
12.
Victory 13. Drunk Sencerity 14. Come Join Us
15. Cease
 ミスター・ブレットの後任にブライアン・ベイカーを加え、現在のメンバーの顔触れが揃った'96年リリースの9th。プロデューサーに、な、なんと'80年代を代表するエレポップ・バンド、カーズのリーダーだったリック・オケイセックを起用!!! 発売当時から「プロデューサーが仕事をした形跡が全く無い」と揶揄されたほど(笑)、いつもながらのバッド・レリジョン節が聴ける。

No Substance

(国内盤 : EPIC ESCA-6949)
1.
Hear It 2. Shades Of The Truth
3.
All Fantastic Images
4.
The Biggest Killer Of The American History
5.
No Substance 6. Raise Your Voice!
7.
Sowing The Seeds Of Utopia 8. The Hippy Killers
9.
The State Of The End Of The Millenium Adress
10.
The Voracious March Of Godliness
11.
Mediocre Minds 12. Victims Of The Revolution
13.
Strange Denial 14. At The Mercy Of Imbeciles
15.
The Same Person 16. In So Many Ways
 '98年リリースの10th。このアルバムから曲の早さが落ちた気ような気がするのは私だけでしょうか? ライヴで演奏されるためにあるかのような“Raise Your Voice!”や、一種理想社会について歌った“Sowing The Seeds Of Utopia”など聴きどころも多いけど。

The New America

(国内盤 : EPIC ESCA-8152)
1.
You've Got A Chance
2.
It's A Long Way To The Promise Land
3.
A World Without Melody 4. New America
5.
1000 Memories 6. A Streetkid Named Desire
7.
Whisper In Time 8. Believe It 9. I Love My Computer
10.
The Hopeless Housewife 11. There Will Be A Way
12.
Let It Burn 13. Don't Sell Me Short
 今年リリースされた11thで、プロデューサーにまたしても大物ミュージシャンのトッド・ラングレンを起用! でも、やっぱり「プロデューサーが仕事をした形跡が無い」ほど、いつもどおりのバッド・レリジョンなのであった(笑)。“Believe It”では、あの“American Jesus”以来、グレッグ・グラフィンとミスター・ブレットが曲を共作! でも『第2の“American Jesus”』になり得たかというと...?(笑)

オマケ
AMERICAN LESION-- American Lesion

(import : Atlantic 83067-2)
1.
Opinion 2. Fate's Cruel Hand 3. Predicament
4. The Fault Line 5. When I Fail 6. Cease
7. Maybe She Well 8. The Elements 9. In The Mirror
10. Back To Earth
 バンドの顔であるグレッグ・グラフィンがAMERICAN LESION名義で'97年にリリースしたソロ・アルバム。グレッグは曲と歌は勿論のこと、プロデュースとミキシング、そして、すべての楽器演奏も手掛けてる。で、アルバムの大半の曲はピアノ(!)をバッキング・トラックで使用していて、『ザ・グレイ・レイス』にも収録されている“Cease”もピアノ弾き語りヴァージョンでここに収められている..。パンク・バンド・シンガーとしてのグレッグ・グラフィンしか知らないひとにとっては、まさに驚愕(?)の1枚! あのひとにはまだまだ才能が隠れてる...。

 曲名が赤色はグレッグ・グラフィンの曲青色はミスター・ブレットの曲緑色は他のメンバーの曲赤色太字はグレッグ・グラフィンとブライアン・ベイカーの共作赤色斜字はグレッグ・グラフィンとグレッグ・ヘトソンの共作。色ナシはグレッグ・グラフィンとミスター・ブレットの共作もしくはクレジット無し...を表してます。

ホントの代表作はどれか?
 上のディスコグラフィーで、世間で『最高傑作』扱いされてるアルバムとして、3rdの『サファー』、5thの『アゲインスト・ザ・グレイン』、7thの『レセピ・フォ・ヘイト』の名前を挙げたけど、ホントの代表作はどれでしょう?(笑) ファンにはひとりひとりそれぞれ思い入れがある作品が違うだろうから、御本人たちに最高傑作を決めてもらいましょうよ(笑)。去年の来日公演(4月17日@クラブチッタ川崎)での演奏曲目をアルバムごとに割り振ると...。

『80-85』“Along The Way”、“Part III”、“Fuck Armageddon...This Is Hell”...3曲
『SUFFER』“Do What You Want”、“Suffer”、“You Are (The Goverment)”...3曲
『NO CONTROL』“ I Want To Conquer The World”、“Change Of Ideas”、“No Control”...3曲
『AGAINST THE GRAIN』“Against The Grain”、“21st Century (Digital Boy)”、“Anesthesia”、“Turn On The Light”、“Modern Man”...5曲
『GENERATOR』“Atomic Garden”、“Generator”...2曲
『RECIPE FOR HATE』“21st Century (Digital Boy)”、“Watch It Die”、“American Jesus”、“Recipe For Hate”...4曲
『STRANGER THAN FICTION』“Stranger Than Fiction”...1曲
『THE GRAY RACE』“Come Join Us”、“A Walk”、“Ten In 2010”...3曲
『NO SUBSTANCE』“Hear It”、“Sowing The Seeds Of Utopia”、“All Fanstatic Images”、“The Hippy Killers”、“Raise Your Voice!”...5曲

 ...ということで、5thの『アゲインスト・ザ・グレイン』と10thの『ノウ・サブスタンス』が5曲ずつで一番多い。このうち、この時の来日が『ノウ・サブスタンス』リリースのツアーということを考えると、『最高傑作』は『アゲインスト・ザ・グレイン』ってことになりました。ライヴで演らなきゃならない名曲が多いってことで(笑)。で、意外なのが8th『ストレンジャー・ザン・フィクション』の扱い...。どうやら彼らのなかでは『駄作』のようです(笑)。と、いうか、あまりにもミスター・ブレットの色が濃すぎで敬遠しがちなんだろうけど、彼らも(笑)。
 ちなみに、私のオススメはというと...。曲に速さを求めるなら5th『アゲインスト・ザ・グレイン』、哀愁メロディーを求めるなら9th『ザ・グレイ・レイス』を推薦します。

『ストレンジャー・ザン・フィクション』より後の作品はホントに駄作か?
 今年『ザ・ニュー・アメリカ』が出た時、よく目にしたのが「『ストレンジャー・ザン・フィクション』以来の傑作」という論評。ってことは、そういうこと書くひとにとっては『ザ・グレイ・レイス』と『ノウ・サブスタンス』は駄作(もしくは面白くない作品)だったことになるけど、『ストレンジャー・ザン・フィクション』までと、その後の作品で変わったことと言えば、大きいものがひとつあるよね。ミスター・ブレットがバンド辞めたこと。つまり、『ストレンジャー・ザン・フィクション』より後はダメになった...っていうひとは、バッド・レリジョンが好きなんじゃなくて、ミスター・ブレットの書く曲が好きだったってことじゃあないの???(笑) で、そういうひとたちが、今回の『ザ・ニュー・アメリカ』はイイ...って言うのは1曲だけミスター・ブレットが曲づくりで参加してるからだったりして(笑)。
 私がバッド・レリジョン聴いた頃にはもうミスター・ブレットはバンドに居なくて、曲づくりの実権を100%グレッグ・グラフィンが握ってたから『バッド・レリジョン節』というよりも『グレッグ・グラフィン節』に先に耳が慣れてしまった。それから過去の作品聴くと、ミスター・ブレットの書いた曲が浮いて聴こえるんだよな。ミスター・ブレットの曲だって聴けばだいたい見当がつきます(笑)。今の『グレッグ・グラフィン節』満載のバッド・レリジョン・ファンが昔の曲聴いて「浮いてる」...と思うように、ミスター・ブレットが居た頃からのファンの耳には今のバッド・レリジョンはもの足りなく聴こえるんだろうね、きっと(笑)。

ヒロくんの選ぶバッド・レリジョンの10曲
 ま、一種のお遊びだから、何でこんなセレクトになるんだ...って苦情はナシね(笑)。逆に、ファンのひとなら「私ならこうなる!」って案を送って下さい。このページに載せるから(笑)。

1. Part IV (The Index Fossil)...from 『SUFFER』
2. I Want To Conquer The World
...from 『NO CONTROL』
3. Anasthesia
...from 『AGAINST THE GRAIN』
4. Generator...from 『GENERATOR』
5. The Answer...from 『GENERATOR』
6. American Jesus...from 『RECIPE FOR HATE』
7. Marked...from 『STRANGER THAN FICTION』
8. Victory...from 『THE GRAY RACE』
9. All Fantastic Images...from 『NO SUBSTANCE』
10. Whispers In Time...from 『THE NEW AMERICA』

 以上、年代順です。初期の曲に関しては“Along The Way”を入れるか迷った。けど、“Part IV”にした。“I Want To Conquer The World”を選んだのは「俺も世界を支配したい」から(笑)。“Anasthesia”と“Marked”は速さが気持ちイイ。“Generator”はオフスプリングもパクる名曲。“The Answer”と“Whispers In Time”はいかにも『グレッグ・グラフィン節』な曲。“American Jesus”はファンなら落とせないでしょう(笑)。“Victory”は私が『長渕 剛の曲を3倍の速さで演奏したような』という表現を思い付いた記念の曲(笑)。“All Fantastic Images”はスケール感があって好きですね。

 ...ということで、あと1ヶ月足らずで来日ツアーがある彼ら。勿論、私も観に生きますよ。今からライヴが楽しみです。

(2000.11.11)

INDEX