“反主流音楽”について
昨日(6月29日)、このホームページを御覧になったかたからメールをいただきました。その内容は、当サイト『SPILL
THE
BEANS!』が、“反主流音楽”をうたっているにもかかわらず全然反主流してないじゃん!...といったお叱り・批判だったんだけど、そこでこのサイトでいうところの“反主流音楽”について説明しておきます。
私自身も、ウチのホームページで扱う音楽の内容はかなりメインストリーム寄りだと判ってます(笑)。ホントに反主流音楽専門サイトっていうのは、Madokaたんのところみたいなのを言うんですよ(またまた引き合いに出して申し訳ありません、Madokaたん)。じゃあ、何故“反主流音楽”という言葉を使ってるのかと言うかというと、このホームページが音楽専門サイトじゃないからです!!! ウチのサイトは「“反主流音楽”と“山”の話題満載の楽しいサイト???」ってトップページにしっかり書いてあるじゃないですか(笑)。ウチのホームページは山のサイトでもあるワケ。したがって、山の話題を目当てにおいでになるお客さまのことも念頭に置いてます。そういう山の話題目当てでおいでになったお客さまの目には、「ワケの解らない音楽」の話題だらけに映ると思われるので、あえて“反主流音楽”と断ってるワケです。もし、このサイトに山コンテンツが一切無く、音楽ネタonlyになった場合には当然“反主流音楽”という言葉は外しますよ。この度、このホームページが『Yahoo!
JAPAN』にサイト登録されましたが、確認してみたところ、音楽サイトとしか登録されてません。この点、私自身かなり不本意なんですが(笑)、音楽ネタが山ネタを圧倒してる(苦笑)ことや、登録サイトのカテゴリ分けはヤフー側にのみ権限があって、サイト開設者には一切無いので、容認してますが(苦笑)。
「ウチは音楽専門サイトじゃなくて、山愛好家にも門戸が開かれてるから」...というのが、私がこのホームページのトップで“反主流音楽”という言葉を使う理由で、それ以上のものもそれ以下のものもありません!!!
ところで、ホントの反主流音楽とは何でしょう? 先ほど「ウチのホームページで扱う音楽の内容はかなりメインストリーム寄りだ」などと書いたけど、それはあくまでも狭い『洋楽村』もしくは『ロック村』の内輪のなかでだけのハナシで、宇多田ヒカルのセールス800万枚に及びもつかないという理由で、洋楽は全部反主流です。ウチに廻ってくる生協のチラシにCDが組合員特別価格で購入できる!って載ってますが、このチラシに載ってる洋楽CDはクラプトンとかエンヤ、カーペンターズやビートルズのベスト盤だけだったりします。エアロスミスですら未だに危険視されてるのか載ってません。J-ポップ組はモー娘。や宇多田、浜崎、デリコ、鬼束などたくさん載ってるのにね。世間の主流の音楽ファンから見れば洋楽を聴くことじたい、反主流行為ですね、今では。
さらに言うと、「音楽なんかに興味の無い者の耳に全く届いていない」という見方をすれば、今の日本には主流音楽なるものは存在してません。すべてが反主流音楽ですね。音楽なんかに興味の無い者の耳にも届いてたのは、そうですね、B.B.クィーンズの“おどるポンポコリン”やKANの“愛は勝つ”あたりが最後になるのでしょうか? すなわち、歌謡曲なるジャンルが絶滅した時と期を同じくします。
「音楽なんかに興味の無い者の耳に全く届いていない」...っつうのは、そうですね。営業で外廻りしてるとします。そして全くの初対面の相手と商談する時の話の取っ掛かり...要は世間話...で、今、音楽の話題って有効でしょうか? 1990年なら「あの♪ピーヒャラピーヒャラっていうのえらい流行ってますね。ウチも子供が毎日歌っててうるさくてかなわないんですよ」っていう話題は有効だったハズですが、2001年「宇多田と浜崎、どっちが売り上げで勝ちますかね?」っていう話題は持ち出せなかったと思います。というふうに、音楽に興味ないひとには話題にすら出来ない...という意味では、今の日本の音楽は全部反主流、狭い『音楽村』に閉じこもってるような状況ですね。
とまあ、1通のメールの話題から随分発展して、反主流音楽について考えましたが、このホームページがトップページで“反主流音楽”と掲げてるのは、山ネタ目当てで来られたかたに対する配慮ですから。お間違えのないように(笑)。
(2001.6.30)