ヒロくんズ・チャート
歴代1位獲得作品

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58

U2--Achtung Baby
 前の『ヨシュア・トゥリー』から4年半ぶりのU2のスタジオ録音アルバム。アルバムの内ジャケットで密かにアダムが『チン出し』しているのが話題になったりした(笑)。“The Fly”や“Mysterious Ways”がシングル・カットされヒットを記録。
'92.1.8付(#58)から2週連続1位

60

NIRVANA--Nevermind
 今や説明不要の1990年代を代表する名盤。この名盤にリアル・タイムで接することが出来たことを幸運に思う。ダイナソーJR.の『グリーン・マインド』に続いて、私の音楽趣味をオルタナ寄りに移行させた決定的1枚。どの曲も名曲ばかりだ。
'92.1.22付(#60)から8週連続1位

68

LUSH--Spooky
 正式にはこれがデビュー作になるラッシュ。当時はこれはこれで楽しく聴いてたけど、ジャケットからしてモロに『4AD』だし、この後の彼女たちの足跡を知ったうえで聴くと、まだコクトー・ツインズ・フォロワーの域からの脱却は果たしていない。
'92.3.18付(#68)から4週連続1位

72

KING'S X--King's X
 セルフ・タイトルを冠した勝負作だった筈なのだが...。売れっ子ライターのダイアン・ウォーレンと曲づくりをしたり、売るための努力がかえってアダとなったか? 今もバンドは存続してるが、輝いてたのは次の『ドッグマン』まで。今や別バンド?
'92.4.15付(#72)から2週連続1位

74

RIDE--Going Blank Again
 宮子和眞さんが“Twisterella”を誉めていたように、私も“Twisterella”は彼らの名曲だと思ってる。“OX4”のパァ〜っと広がる開放感も最高だ。が、熱心なファンに言わせると、このアルバムの時点でもうライドは腐ってたんだってサ...。
'92.4.29付(#74)から5週連続1位

79

CURE--Wish
 独特の音世界を持つキュアーが、全米チャート上位に喰い込むポップ・バンドとして通用していた時代の作品。“Friday I'm In Love”はポップ・ソングとしては屈指の名曲で、当時私はこの曲をエンドレスにして聴きまくってたくらいにハマってた(笑)。
'92.6.3付(#79)から3週連続1位

82

XTC--Nonsuch
 『ポップ職人』と呼ばれるXTC。よく指摘されることだけど、彼らの作品には『1992年の今だから』という必然性が欠如してる。時代と密接だからこそポップ・ソング...という視点で見れば、彼らが爆発的に売れない理由もそこらにあるのかも。
'92.6.24付(#82)から5週連続1位

87

FAITH NO MORE--Angel Dust
 マイク・パットンの肛門写真が『rockin' on』誌に載ったり、翌年の来日公演ではマイク・パットンがステージ上で飲尿したり...と、この頃のフェイス・ノー・モア周辺は常に話題に事欠かなかった。そのカオス集団もこの後アルバム2枚を発表して解散...。
'92.7.29付(#87)から3週連続1位

90

THE B-52'S--Good Stuff
 前作『コズミック・シング』のヒットでデビュー当時のインパクトを取り戻したB'sだが、シンディ・ウィルソンの脱退で勢いが殺がれた感も。脳天気女ケイト・ピアソンと無気味男フレッド・シュナイダーのヴォーカルの掛け合いは面白いんだけどね。
'92.8.19付(#90)から4週連続1位

94

SONIC YOUTH--Dirty
 ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』を手掛けたブッチ・ヴィグのプロデュースが、ポップで聴き易いソニック・ユースの作品を生み出した。レコード会社の付けた『そにそに、くゆくゆ、うすうす』のコピーも秀逸。この後の作品は難解になる一方...。
'92.9.16付(#94)から4週連続1位

98

SUZANNE VEGA--99.9゜F
 『定点観測女』の異名を持つスザンヌが、ミッチェル・フルームと手を組み、大胆にエレクトロニクスを導入し話題になった作品。この作品が縁で、2人は結婚した。エレクトロニクス導入曲より従来のアコギ路線の曲のほうがしっくりくるんだけど...。
'92.10.14付(#98)から4週連続1位

102

PETER GABRIEL--Us
 大ヒットとなった『So』から6年、ようやくピーガブがオリジナル・アルバムをリリースした。“Digging In The Dirt”など、名曲満載。ただし、この作品が彼が1990年代にリリースした唯一の作品となるとは...。今年ようやく出る作品もサントラ...。
'92.11.11付(#102)から2週連続1位

104

IZZY STRADLIN AND THE JU JU HOUNDS
--Izzy Stradlin And The Ju Ju Hounds
 アクセル・ローズとのアティテュードの違いからモンスター・バンドだったガンズ&ローゼズを飛び出したイジー・ストラドリンのソロ作品。ストーンズとパンクとレゲエを足して3で割ったような作風。この後、イジーは5年近く隠遁生活に入る。
'92.11.25付(#104)の1週のみ1位

105

R.E.M.--Automatic For The People
 ムリヤリ脳天気に作った前作の反動から、いい加減にしろと言いたくなるほど暗い作品になった。これはこれで好きだけど(笑)。今年公開された映画『マン・オン・ザ・ムーン』のヒントとなった曲“Man On The Moon”はこのアルバムに収録曲。
'92.12.2付(#105)から3週連続1位

108

ALL ABOUT EVE--Ultraviolet
 この作品がラスト・アルバムとなったオール・アバウト・イヴ。もはや昔の面影を喪失し、ファンは相手にしない作品だが、私は愛聴したんだよなァ。年老いても彼女は彼の言葉にすがってた...という“Things He Told Her”には何だか身につまされる 。
'92.12.23付(#108)から2週連続1位

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