ヒロくんズ・チャート
歴代1位獲得作品

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110

KEITH RICHARDS--Main Offender
 最近のストーンズの作品はミックとキースのソロが無理矢理同居してるような不整合さが目立ってて、どうせならそれぞれのソロを聴いたほうが筋が一本通ってて聴き易いと思うんだけど、如何? このキースの2ndソロ、クスリの歌“999”で幕開け。
'93.1.6付(#110)の1週のみ1位

111

GREAT WHITE--Psycho City
 久しぶりに裸の女が登場しないジャケットの作品。この作品で『Capitol』から契約を切られ、彼らの黄金期は閉幕に。ジャケットにあしらわれた“Old Rose Motel”や“Love Is A Lie”でのジャック・ラッセルのヴォーカルは聴きごたえある。
'93.1.13付(#111)から3週連続1位

114

DAISY CHAINSAW--Eleventeen
 ケイティ・ジェーン・ガーサイドをフロントに立てたパンキッシュなサウンドが身上の4人組。当時のシーンに大きなインパクトを与えたが、間もなくケイティが脱退し、バンドは失速。ケイティは隠遁生活を経て、今年、クィーン・アドリーナで復活。
'93.2.3付(#114)の1週のみ1位

115

EUGENIUS--Oomalama
 ティーンエイジ・ファンクラブを中心に、当時盛り上がってたグラスゴー一派から登場したユージン・ケリー率いるユージニアス。タイトル曲の♪ウ〜ラマラマラマ、ウ〜ラマラマラマ...のリフレインはインパクト大で、未だに時折口をついてくる(笑)。
'93.2.10付(#115)から2週連続1位

117

NINE INCH NAILS--Broken
 当時『rockin' on』のレヴューで市川哲史氏が「こんなくだらねェ〜音聴いたのは久し振り」と書いてたように、今のNINの作品と聴き比べると音がチープでB級っぽい。私も当時は、こんなアホなこと演ってるヤツが居る...と笑って聴いてたのだが...。
'93.2.24付(#117)から5週連続1位

122

DINOSAUR JR.--Where You Been
 『泣き』の観点からすると、このアルバムこそダイナソーJR.の頂点かもしれない。“Not The Same”がその頂点だ。が、当時の音楽マスコミはその『泣き』にあまり注目せず、J・マスシスの無気力キャラクターぶりばかり取り上げてたような気が...。
'93.3.31付(#122)から5週連続1位

127

COVERDALE・PAGE--Coverdale・Page
 元・ディープ・パープル〜ホワイトスネイクのデビカバと、元・ZEPのペイジ翁との夢の共作アルバム。『腐っても鯛』で、流石ビッグ・ネーム同士、良い作品に仕上がったが、来日公演こそ果たしたものの、まるでお約束のようにこの1枚でコンビ解消。
'93.5.5付(#127)から3週連続1位

130

JELLYFISH--Spilt Milk
 今だに多くの熱烈ファンを抱える『'70年代ポップおたく』ジェリーフィッシュ。この作品はクィーンからの影響が顕著。多くのファンを獲得したが、このアルバムをもって彼らは解散。今、ロジャー・マニングはBECKのバック・バンドに在籍中...。
'93.5.26付(#130)から3週連続1位

133

AEROSMITH--Get A Grip
 前2作で往年の輝きを取り戻したエアロスミスの『第2期黄金期』を高らかに宣言する傑作。“Livin' On The Edge”や“Crazy”、“Amazing”など次々とシングル・ヒット。ただ、あまりに濃すぎて、聴いててゲップが出たりしない?(笑)
'93.6.16付(#133)から3週連続1位

136

PRIMUS--Pork Soda
 レス・クレイプールのパポパプけったいなベースを中心としたカリフォルニアの変態オルタナ・トリオの全米ブレイク作。“The Air Is Getting Slippery”は『いなかっぺ大将』の大ちゃんが聴いたら赤フン一丁になって踊り出しそうな曲(笑)。
'93.7.7付(#136)から2週連続1位

138

FISHBONE--Give A Monkey A Brain, And He'll Swear He's The Center Of The Universe
 日本語題は『モンキーの惑星』。このアルバムを初めて聴いた時、あまりのド迫力に大傑作だ!と興奮したものだが、聴き込んでるうちに最初受けたインパクトが薄れてった。フィッシュボーンも宗教にハマってメンバーが辞めたり...と苦難続くも奮闘中!
'93.7.21付(#138)から2週連続1位

140

ROBERT PLANT--Fate Of Nations
 “29 Palms”など良い曲が多いと思うロバート・プラントのソロ6作目だが、世間がカヴァーデイル・ペイジの話題で盛り上がってたので、すっかり喰われた格好。この後プラントは、デビカバと決裂したペイジ翁と活動を伴にすることになる。
'93.8.4付(#140)から2週連続1位

142

U2--Zooropa
 1990年代にU2が出したアルバム3枚のなかで1枚選ぶとしたらこの作品。1993年の夏というと、梅雨明けが8月にずれ込んだり、特定出来なかったりと雨ばかり降ったが、どこかのらりくらりした感じがこの年の冴えない夏を見事象徴してた気がする。
'93.8.18付(#142)から2週連続1位

144

MATTHEW SWEET--Altered Beast
 このアルバムは色違いジャケットが5種類出回った。私が買ったのは←の色でした(笑)。前作『ガールフレンド』の高評価と、『うる星やつら』のラムちゃん刺青したアニメおたくというキャラで話題だった頃の作品だが、あまり評判は良くない(笑)。
'93.9.1付(#144)から3週連続1位

147

THE JULIANA HATFIELD THREE
--Become What You Are
 日本では前作『ヘイ・ベイブ』とほぼ同時にリリースされた作品。シンプルな3人編成での演奏のため、彼女の作品のなかで最もロック的な印象があるアルバムだけど、改めて聴き直すとポップな面が多いことに気付く。私はこの作品に◎だな(笑)。
'93.9.22付(#147)から2週連続1位

149

少年ナイフ--Rock Animals
 『世界で1番有名な日本のバンド』少年ナイフのメジャー移籍後初のオリジナル・アルバム。この頃が一番よかったかな? 美智枝さんが辞めて山野姉妹だけになり、アルバムは出したものの、ライヴの予定は白紙...という今の少ナイを見てると...。
'93.10.6付(#149)から2週連続1位

151

NIRVANA--In Utero
 当初『I Hate Myself, I Want To Die』というタイトルでリリースされる予定だった作品。予定どおりのタイトルで出して欲しかったな...。そしたらもっと早くこの作品に込められた彼の苦悩を汲み取ろうとした筈なのに...。死んでからじゃ、遅かったよ!
'93.10.20付(#151)から4週連続1位

155

RUSH--Counterparts
 通算18作目。グランジ的要素を導入し、ファンに驚愕を与えた衝撃作って言われてるけど、彼らのロック復権路線が進んでて私はうれしかったですね。ここのホームページのBBS掲示板の色使いはこのジャケットをモチーフにしたんだけど、如何?(笑)
(註・2000.9.1からBBS掲示板の色使いを変更。このジャケットとは関係なくなりました)
'93.11.17付(#155)から8週連続1位

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