ヒロくんズ・チャート
歴代1位獲得作品

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163

KATE BUSH--The Red Shoes
 小説『赤い靴』をモチーフにしたある種コンセプト・アルバム。“Rubberband Girl”は『輪ゴム少女』と訳していいんでしょうか?(笑) ところで、まさか'90年代にケイトがこの1枚しか出さないとは思わなかった。ったく、完璧主義者は...(笑)。
'94.1.12付(#163)から3週連続1位

166

ALL ABOUT EVE--BBC Radio One Live In Concert
 '93年に解散を発表したオール・アバウト・イヴの'89年のラジオ放送用に録られたライヴ。そういった事情からほとんど修正はされていないようで、ジュリアンヌ・リーガンのヴォーカルの実力のほどがよく解る(笑)。ハッキリ言って、ヘタです(爆笑〜!)。
'94.2.2付(#166)から11週連続1位

177

NINE INCH NAILS--The Downward Spiral
 EP『ブロークン』の1年半後に出たNINの2nd。ヘッドフォンで彼と一対一で対峙するようにしながら聴くとあちら側に取り込まれそうなくらい、作品に込められた精神の闇は深い。もはや音にもEP『ブロークン』で聴かれたユーモアのカケラも無い。
'94.4.20付(#177)の1週のみ1位

178

ELVIS COSTELLO--Brutal Youth
 イギリスで起こった、児童2人が幼女を連れ去り殺害した事件をヒントにしたタイトルを持つアルバムで、プロデューサーはミッチェル・フルーム。ニック・ロウも参加。アタマの“Pony St.”から佳曲の連続で流石はコステロ先生!とうならせます。
'94.4.27付(#178)から5週連続1位

183

BECK--Mellow Gold
 この後のミュージック・シーンの流れを大きく変えることになるBECKがここで登場〜! ただし、“Loser”の歌詞のインパクトがあまりにも強く、この時は私も世間も彼のことを『一発屋』と思ってて、コトの重大さに気付いたのはもっと後だった。
'94.6.1付(#183)から2週連続1位

185

BASIA--The Sweetest Illusion
 バーシアもこの作品の後、今に至るまでスタジオ新作は無し。でもこのアルバムの音の作り込み具合を聴いて、恐らくそうなるんじゃないかと予感めいたものは感じていた。今もバーシアは相棒のダニー・ホワイトとスタジオに籠って作業中なのだろう。
'94.6.15付(#185)から2週連続1位

187

SONIC YOUTH
--Experimental Jet Set, Trash And No Star
 リリース当時、前作『ダーティ』と比べて実験的なものになっていると言われていたこの作品だが、最近リリースされた『NYCゴースツ&フラワーズ』のほうが何十倍も実験的で難解。この頃のソニック・ユースは聴き易かったなぁ...(泣)。
'94.6.29付(#187)の1週のみ1位

188

PRETENDERS--Last Of The Independents
 クリッシー・ハインド率いるプリタンダーズの4年振りの作品で、“Night In My Veins”でプリタンダーズ節が堪能出来る。“977”の歌い出しって、サザンの“ミス・ブランニュー・デイ”の歌い出しとソックリ!と感じるのは...私だけですか?(笑)
'94.7.6付(#188)から2週連続1位

190

FRANK BLACK--Teenager Of The Year
 ピクシーズのvo.兼g.だったブラック・フランシス改め、フランク・ブラックのソロ2弾。絶頂期にあったピクシーズを解散させてまでソロ活動を始めたのに、ピクシーズを上廻る評価を得た作品はゼロ。ただし、次々と曲が連射されるこの作品はイイよ!
'94.7.20付(#190)から2週連続1位

192

LUSH--Split
 このアルバムがリリースされた時、タイトルを『ストリップ』と勘違いして興奮してるヤツが居たという噂。『スプリット』だちゅうの(笑)。とうとう『4ADもどき』から脱却、自らの音を確立した感じ。“Kiss Chase”や“Lovelife”のポップさも買い!
'94.8.3付(#192)から3週連続1位

195

L7--Hungry For Stink
 ガールズ・パンク・バンドのL7...略して『えるしち』(笑)...の最盛期に出た作品で、のちにプロディジーがカヴァーすることになる“Fuel My Fire”を収録。この後、ベースのジェニファーが辞めたり、インディー落ちしたりと苦難が続くも頑張ってます!
'94.8.24付(#195)から3週連続1位

198

STEVE PERRY--For The Love Of Strange Medicine
 ジャーニーのラスト作『レイズド・オン・レディオ』発表後、7年も隠遁生活を送ってたスティーヴ・ペリーが復活! こうなると当然のように2年後にジャーニーは再結成したが、今はもうジャーニーから追い出されたようですよ、スティーヴは...。
'94.9.14付(#198)から3週連続1位

201

DINOSAUR JR.--Without A Sound
 後ろにバケモノのような作品が控えてたため、わずか1週の1位で終わったが、この作品もイイ! ドラムのマーフまで辞め、とうとうオリジナル・メンバーはJだけになったが、その影響は全く音に出てない。ラストの“Over Your Shoulder”は名曲。
'94.10.5付(#201)の1週のみ1位

202

OASIS--Definitely Maybe
 こうして振り返ると'94年は新人の当たり年だったなぁ〜。BECKにオアシス...。そのオアシスのデビュー作、リアムのヴォーカルもノエルの書く曲も、自然とこちらの耳を捉える魅力あるものだったよなぁ〜。この作品こそオアシス最高傑作だ!
'94.10.12付(#202)から5週連続1位

207

R.E.M.--Monster
 前作が暗過ぎた反動からか、また明るさが戻って来たような作風。このアルバム・リリース時から頭を丸めたマイケル・スタイプはそのまま今もスキンヘッドでとおしてる(笑)。自殺したカート・コバーンに捧げられた“Let Me In”は胸を打つ名曲。
'94.11.16付(#207)から4週連続1位

211

NIRVANA--MTV Unplugged In New York
 そのカート・コバーン追悼の意味合いでリリースされたアンプラグド盤。最後の収録曲“Where Did You Sleep Last Night”には特にグッと胸に迫るものがあるが、もしカート存命中にこれが出ることがあってもこのような曲順・構成になってたろうか?
'94.12.14付(#211)の1週のみ1位

212

LIZ PHAIR--Whip-Smart
 『開かれた女性の性』を歌うシンガーとして注目されていたリズ・フェアの2nd。当時のレコード会社が付けたキャッチコピーは『貴方のゴカンを揺さぶる音感マッサージ嬢リズ』で1字でも間違うとアブナいものだった(笑)。“Supernova”は名曲だよ!
'94.12.21付(#212)から3週連続1位

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