267
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GREEN
DAY--Insomniac
'90年代中盤のパンク・ブームの立役者のメジャー2枚目。全14曲を30分あまりで駆け抜けるさまは小気味よい。このアルバムは『ドゥーキー』ほど売れず、『ニムロッド』のようにキメの1曲が無いので影が薄いようだが、私はコレが一番好きだな。
'96.1.10付(#267)の1週のみ1位
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268
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HEATHER
NOVA--Oyster
このアルバムは私の音楽生活のひとつの転機となった。それまで誰のライヴも観たことなかったのに、この作品のあまりの美しさにどうしてもヘザーを観たくなり、ライヴ会場に足を運んだ。これを機に私は『ライヴおたくに転落』したのだった(笑)。
'96.1.17付(#268)から7週連続1位
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275
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VICTOR--Victor
RUSHのアレックス・ライフソンのソロ・アルバム。ソロ・アルバムだというのにかなりRUSH的なのに笑った。多彩なゲストが参加してて、ダルベロ(女性です)が凄まじいヴォーカルを、レス・クレイプール(プライマス)が変態ベースを披露してる。
'96.3.6付(#275)の1週のみ1位
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276
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BEN FOLDS
FIVE--Ben Folds Five
ギターレスのピアノ・トリオという編成が好事家にウケ、早くから話題になってたBF5。最初の頃は一部マニアだけのものだったが、ドラマ『ロング・バケーション』に“Sports
&
Wine”が使われてからすぐに、一般層にまでファンが広がった...。
'96.3.13付(#276)の1週のみ1位
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277
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MARIA
McKEE--Life Is Sweet
前作『永遠の罪』のカントリー・ロックから一転、ドロドロとした女の情念を前面に打ち出した『情念路線』の作風で、多くのファンに衝撃を与えた。“This
Perfect Dress”ではボウイの“The Man Who Sold The
World”を思わせるギターが登場。
'96.3.20付(#277)から2週連続1位
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279
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LUSH--Lovelife
ラッシュのこの作品は最もポップな作品で、いよいよ勝負に出たか!と思ったが...。来日公演終了1ヶ月後の'96.10.17、ドラムのクリスが自殺。これが蔭を落とし、ミキちゃんたちはもうバンドを続けられないと感じたのだろう、翌年解散が発表された...。
'96.4.3付(#279)から4週連続1位
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283
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RIDE--Tarantula
ライドの解散後に出たラスト作。ファンの間では良い声が全く聞こえないが、あの4人が作ったとさえ思わなければ聴ける。実質はアンディ・ベルのソロ。美しい花のジャケットでデビューした彼らの最後のアルバムに描かれたものは、銃口だった...。
'96.5.1付(#283)から4週連続1位
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287
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NO
DOUBT--Tragic Kingdom
この半年以上後に“Don't
Speak”が大ヒットし一躍人気者になった彼女らにこの時点で目をつけてたものだから、『ポップス』渡辺氏に「神様」とまで呼ばれた私、面映かったッス(笑)。プロデューサーはマシュー“想い出のステップ”ワイルダー。
'96.5.29付(#287)から4週連続1位
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291
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THE
CRANBERRIES--To The Faithful Departed
この頃、タカビーな発言で『女帝』扱いされはじめたドロレス・オリオーダン。『rockin'
on』誌にこの頃載ったインタヴュー...その一連のタカビー発言の矛盾を突く増井修氏と、鬼のような追及を必死に耐えるドロレス...は世紀の名勝負だ!!!
'96.6.26付(#291)の1週のみ1位
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292
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BECK--Odelay
それまで色モノ扱いするひとも居たBECKを、音楽シーンをリードする天才と誰もが認める存在へと変えた重要作。ただし私はこの作品に前作のような殺気が無くて淋しい思いをした。解ってるさ、殺気の源はカール・スティーヴンソンだったって...。
'96.7.3付(#292)から4週連続1位
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296
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HAYDEN--Everything
I Lond For
誰にでも起こり得る情けない日常模様を描いた歌詞世界が絶賛されたヘイデンのデビュー作。日常の情けなさを歌うその声もサンド・ペーパーの如くザラついてて、聴く者の心は大いに揺さぶられた。“When
This Is Over”は名曲であり、かつ問題作。
'96.7.31付(#296)の1週のみ1位
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297
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METALLICA--Load
メタル民族が一様に拒絶反応を示したメタリカの6th。“Until
It Sleeps”はTVのCMでも使われ、“Hero Of The
Day”ではメジャー・コード進行の『明るいメタリカ』を提示するなど、この大冒険、私は支持するが、収録曲が多くて後半はダレる。
'96.8.7付(#297)から4週連続1位
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301
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PATTI
SMITH--Gone Again
前作からの8年の間に、実弟、親友のロバート・メイプルソープ、バンド仲間のリチャード・ソール、夫のフレッド・スミスを次々亡くし、悲しみのあまり『安達ヶ原の鬼婆ア』になり蘇ったパティ・スミス。油断してると獲って喰われちゃいます(笑)。
'96.9.4付(#301)から3週連続1位
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304
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RUSH--Test
For Echo
前作より3年ぶりの通算19作目で、'90年代RUSHが目指したロック復権路線のまさに終着駅。このホームページのBBS掲示板の名前は勿論、このアルバムから採ってます(笑)。この期間中に『ポップス』のD.J.が初代・相本氏から2代目・渡辺氏へ交代。
'96.9.25付(#304)から4週連続1位
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308
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R.E.M.--New
Adventures In Hi-Fi
明るかった前作の揺り戻しが来て(笑)、また内省的な作風に戻った感じ。ただし『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』ほど暗くない。前作発表後『Warner
Bros.』との間で多額な契約金で契約更新した妬みからか、セールスは意外にも振るわず。
'96.10.23付(#308)の1週のみ1位
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309
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WEEZER--Pinkerton
同時期に強力新譜が相次いでリリースされたため、1位はわずか1週にとどまったが、『'96年ベスト・アルバム第1位』に私が選んだ作品。前作がリック・オケイセックに音を整理された反省に立ち、リヴァースがやりたい放題やった荒めの音像の作品。
'96.10.30付(#309)の1週のみ1位
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310
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NIRVANA--From
The Muddy Banks Of The Wishkah
故・カート・コバーン追悼企画第2弾としてリリースされたライヴ盤。当初はアンプラグド盤と2枚組でリリースされる計画もあったが、残りのメンバー2人の反対でこのように時期をずらしての発売。インディー時代からのすべて時期の音源を収録。
'96.11.6付(#310)の1週のみ1位
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311
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MICE--...Because
I Can
元・オール・アバウト・イヴの歌姫、ジュリアンヌ・リーガンのソロ・プロジェクト作。ソロと言いつつ、後ろを固めるは解散した時点のAAEのメンバーたち...。AAEがますます過去になる音。ヒロくんズ・チャート史上初、日本盤未発売作品が1位を獲得。
'96.11.13付(#311)から4週連続1位
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315
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FLUFFY--Black
Eye
あのベルセバをワールドワイドで紹介したもののすぐに閉鎖に追い込まれた『Enclave』レーベルが発掘した『負の遺産』(笑)がこのフラフィー。再結成セックス・ピストルズの日本公演で前座を務め、日本での知名度を上げたが、今何やってんの?(笑)
'96.12.11付(#315)から2週連続1位
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CYNDI
LAUPER--Sisters Of Avalon
'90年代に失速した典型的'80年代アーティストのシンディも、日本では人気根強く、この年まで年末の来日コンサートが恒例になってた。が、翌年出産したため恒例の年末来日公演も途絶え、今では『Sony』から契約を切られ、インディー落ちとの噂。
'96.12.25付(#317)から4週連続1位
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