ヒロくんズ・チャート
歴代1位獲得作品

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371

SUPERCHUNK--Indoor Living
 このアルバムを語るうえでオープニング曲の“Unbelievable Things”は欠かせない。スーパーチャンクにとって異色作とさえいえるこの曲のお蔭で私はこのアルバムを聴き狂った(笑)。他の曲は従来通りの疾走感あふれるスーパーチャンク節全開。
'98.1.7付(#371)から4週連続1位

375

IVY--Apartment Life
 フランス人女性vo.のドミニクを看板に立てたアイヴィーは、いまやファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャーのサイド・プロジェクト扱い(泣)。この作品はレコード会社移籍に伴いジャケットが変更された。←がオリジナル。
'98.2.4付(#375)から2週連続1位

377

IAN BROWN--Unfinished Monkey Business
 ミスター・モンキーこと、元・ストーン・ローゼズのイアン・ブラウンのソロ再起復活作。ちょっとローファイ気味の音造りが、イアンのヘタな歌とミョーにマッチしていておかしいものだから、私は愛聴した(笑)。“Nah Nah”なんかは特にそうだ。
'98.2.18付(#377)の1週のみ1位

378

BUFFALO DAUGHTER--New Rock
 『Grand Royal』の日本代表選手のバッファロー・ドーター。バターO8のライヴの前座で出た彼女たちの演奏を観て、日本にもこんな音を出すバンドが居たのか!とド肝を抜かれたが、その時衝撃受けた異彩ぶりをこの作品でも臆面なく発揮してる。
'98.2.25付(#378)から3週連続1位

381

ANI DIFRANCO--Little Plastic Castle
 オープニングからゴッキゲンなホーンで幕を開けるアーニー・ディフランコの8th。自らのレコード会社を持ち、クリエイティヴな面に商業的なハナシを一切介入させないアーティストのなかのアーティスト。ラストの“Pulse”は14分を超す異色作。
'98.3.18付(#381)の1週のみ1位

382

MARY LOU LORD--Got No Shadow
 故・カート・コバーンの元・恋人として何かと取り沙汰されるメアリー・ルー・ロード。ギター1本をお供に世界じゅうをバスキングして廻ったという彼女の人生がそのまま如実に反映されたリアリティーあふれる作品。私にとってはマスターピースの1枚。
'98.3.25付(#382)から5週連続1位

387

SOPHIE ZELMANI--Precious Burden
 デビュー作が話題になったスウェーデン出身のソフィー・セルマーニの2nd。この作品では周囲に降り掛かった不幸を題材にした曲“Black Day”があったりするが、気負いなくサラリと歌ってるところがソフィーらしいね。“Goodbye”は名曲。
'98.4.29付(#387)から2週連続1位

389

GARBAGE--Version 2.0
 '90年代を代表するプロデューサーだったブッチ・ヴィグが、シャーリィ・マンソンらと結成したガービッジの2nd。名盤『G』と比較すると、『G』にあったいかがわしさが半減したような感じ。お蔭で私はこの作品を『G』ほどは聴かなかったネ(笑)。
'98.5.13付(#389)から5週連続1位

394

HEATHER NOVA--Siren
 私の人生に大きな影響を与えた(笑)ヘザー・ノヴァのメジャー2枚目。バミューダ諸島で生まれ育ったため曲に刻まれる海のリズムはホントに独特。日本でのレーベル移籍が重なり、プロモーションが一切されなくて話題にならなかったのは残念...。
'98.6.17付(#394)から10週連続1位

404

STEREOPHONICS--Word Gets Around
 初めて聴いた印象は『レディオヘッドの曲を演るオアシス』だったウェールズ出身の硬派な3人組。音を聴いて硬派でシリアスで男臭いイメージを持ったが、ライヴ観たら、もっと輪をかけて『クソ』がつくほど真面目で、純な兄サンたちだった(笑)。
'98.8.26付(#404)から2週連続1位

406

JULIANA HATFIELD--Bed
 永年お世話になった『Mammoth』レーベルと決裂したため、3年もブランクがあったジュリアナ。そんなウラ事情からかノイジーなギターが前面に出た作品に仕上がった。ジュリアナらしいポップな曲もあるけど、死体みたいな無気味なジャケ写は×!
'98.9.9付(#406)から2週連続1位

408

SQUIRREL NUT ZIPPERS--Perennial Favorites
 この頃の全米を席巻してたビッグ・バンド、ネオ・スウィング・ブーム。その火付け役がスクウィーレル・ナット・ジッパーズ。女性vo.を立て、1920年代の良きアメリカを再現してます(笑)。前作は日本盤出たけど、これは発売が見送られたみたいです...。
'98.9.23付(#408)の1週のみ1位

409

GILLIAN WELCH--Hell Among The Yearnings
 デビュー作『リヴァイヴァル』が話題になった懐古趣味的女性フォーク・シンガーの2nd。デビュー作と同じく、独自の世界を展開してるものの、クリスマス・イヴにぴったり!なデビュー作よりは少し劣るかな? 日本語タイトルは『若き日々の孤独』。
'98.9.30付(#409)から2週連続1位

411

LIZ PHAIR--Whitechocolatespaceegg
 前作『ホイップ・スマート』からの間に結婚と出産を経て、母親になって戻って来たリズ、もう昔みたいにあけすけなことは歌わないそうです。“Perfect World”で♪貧乏〜貧乏〜貧乏〜貧乏〜と連呼されてるように聴こえるのは私だけですか?(笑)
'98.10.14付(#411)から2週連続1位

413

RASPUTINA--How We Quit The Forest
 中世の貴婦人の下着...コルセット姿でチェロを弾く女性3人。帝政ロシア末期に暗躍した怪僧ラスプーチンの名を女性形にしたグループ名も人を喰ってる。レスリー・ゴーアの“You Don't Own Me”をカヴァー。マリリン・マンソンのお気に入り(笑)。
'98.10.28付(#413)から2週連続1位

415

MANIC STREET PREACHERS
--This Is My Truth Tell Me Yours
 次々と苦難が振りかかってくるマニックスに、もう見ちゃ居られない...と前作『エヴリシング・マスト・ゴー』では耳を塞いだ私だが、タイトルの力強さにひかれてようやく3人マニックスを聴いた。苦しみと哀しみの歴史を美しさに昇華させた作品。
'98.11.11付(#415)から2週連続1位

417

BELLE & SEBASTIAN--The Boy With The Arab Strap
 ベルセバの2枚目の傑作。基本的には前作『天使のため息』と同じく、懐かしさを覚えるような若かりし頃のピュアネスが作品全体を覆ってる。“A Space Boy Dream”から“Dirty Dream Number Two”への流れこそが、本作のクライマックス。
'98.11.25付(#417)から2週連続1位

419

OASIS--The Masterplan
 昔、オアシスのライヴで、ホントのファンとにわかファンを見分ける方法があった。“Aquiesce”が演奏された時、盛り上がったのがホントのファン。曲が分からずキョトンとしてるのがにわかファン(笑)。その“Aquiesce”を収録したBサイド集。
'98.12.9付(#419)から2週連続1位

421

LEAH ANDREONE--Alchemy
 相変わらず、キャンディ・ヴォイスが魅力のリアの2nd。シンディ・ローパーのデビュー当時のブレインだったエリック・バジリアン&ロブ・ハイマン(フーターズ)が提供した“Inconceivable”でのリアの歌はモロ、シンディ(笑)。本作は日本盤未発売...。
'98.12.23付(#421)から2週連続1位

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