ヒロくんのLIVE REPORT '01 PART 20 GO!GO!7188/DOMINO 88

 10月20日に行なわれた高崎健康福祉大学・高崎健康福祉大学短期大学部(以下、健大)“紫祭”のGO!GO!7188とDOMINO 88(以下、ドミノ)の『88対決』になるライヴを覗いてきた。歌謡ガレージロック vs. 歌謡スカパンク...ウ〜ン、豪華な顔合わせ(笑)。会場に大学生・短大生が多いのはアタリマエだけど、附属高校の生徒なのか、制服姿の女子生徒が多く見受けられ、大学の学園祭というよりも高校の学園祭といった趣。
 ドミノは6人組(+サポート1人)のスカ・バンド。ホーン隊3名は女のコ。
ダンス・ホール・クラッシャーズのライヴ(以下、DHC)の前座でドミノのライヴを観たことあるんだけど、ヴォーカル・KIYOSHIの喋りと、女性ホーン隊3名の華やかさ(笑)が印象に残ってる。
 会場の体育館で開演を待ってると、定刻どおり5時に会場にニュー・アルバム『Cartoon Cafe』収録のインストゥルメンタル・ナンバー“Okey-Dokey”が流れ、観客の歓声のなか、ステージにKIYOSHI以外の男性メンバー(含む、サポートメンバー)がまず登場。そして跳ねるようにしてホーン隊の女のコ3名がステージに現れた。彼女たちの笑顔、ハジけててイイなぁ(笑)。そして最後にヴォーカルのKIYOSHI登場。オープニング曲はアルバムと同じく“ELEVEN”。“Please Please Baby”を挟んで、
去年のDHCのライヴの時にも演ったゴダイゴのカヴァー“Galaxy Express 999”(“銀河鉄道999”)が早くも登場〜! ホーン隊の3人娘はステージ向かって左側に固まって居て、ステージ向かって左端からトランペットのMAI、サックスのOTO、トロンボーンのKAORIの順に並んでる。彼女たちの奏でる音も陽気でイイけど、楽しそうに演奏してる姿が何よりもポップなエッセンスを加えてるんだよな、ドミノのパフォーマンスに。この3人娘の後ろで、サポートのベーシストが文字どおり「日陰者」のように黙々と演奏...。“Galaxy Express 999”を演ったところで一息入れて、饒舌なヴォーカル・KIYOSHIの喋り(笑)。『高崎健康福祉大学』って口が廻らず、「この大学の名前、長いですッ!!!」と苦情を言っていた(笑)。サックスのOTOちゃんにはファンから次々と声がかかる。OTOちゃん、確かにカワイイもん(笑)。“Ring! Ring! Ring!”と“JANCKEY CHAIN”を演ると、KIYOSHIのMCタイム(笑)。制服姿の女子高校生に目をつけ、「キミたち、そこ(隣の建物)の附属高校の生徒? 高校の名前、何ていうの?」などと女子高生相手にお喋り。ここで10月24日リリースのニュー・マキシ・シングル“GO GO CLUB”の話題(永井豪の『デビルマン』の絵をジャケットに使用)をフり、ここから“HEART BEAT STYLE”を演奏。続いてプレイされた“Selfish Girl”で3人娘の奏でるイントロのフレーズは、往年のシャネルズ〜ラッツ&スターのヒット曲のイントロ並にキャッチー(笑)。だからこの曲、大いに気に入ってます(笑)。
 ヴォーカル・KIYOSHIのトークは常に軽快。「みんなからは見えないと思うけど、ステージ前に照明があります。ダイヴしてここに落ちると熱いです」「何でケータイ俺に見せてんの? 俺に番号教えてくれてんの? え? そのケータイ、お前ンじゃないのか? 誰かケータイ落としたひと居る?」...って具合にポンポン話題をフってくる。そんなKIYOSHIが、「今日は俺の誕生日なんだよッ!」って言って始まった“Do you wanna POP?”が終わると、東京でのライヴ日程告知PRして、ラスト“GO GO CLUB”へなだれ込む。
前に観たDHCの前座の時と同じく、KIYOSHIのトークとホーン隊の3人娘のポップさ(見た目と奏でるフレーズ...両方とも)ばかりが印象に残るパフォーマンス(笑)。
 GO!GO!7188のライヴのオープニング・テーマ曲、イエスの“Heart Of The Sunrise”(邦題は“燃える朝焼け”)が会場に流れたのは6時頃。GO!GO!7188の3人がステージに現れた。アッ! ユウちゃんが髪の毛切ってる!!! 肩のところでバッサリ! おまけに赤く染めてて、パッと見はガービッジのシャーリィみたい(笑)。いつものとおりアッコが「“文具”!」って叫んで、演奏開始。ライヴ幕開けは“文具”。続いて“ロック”を演ったところでひと休み。「髪、切っちゃいました」と言うユウちゃんに、ファンから「カワイイ!」って次々と声がかかる。「カワイイって言われたの、初めて」って、ユウちゃんかなり照れくさそう。ユウちゃんがみんなの嬌声を浴びてる間、アッコは神経質そうにベースのチューニングいじってる。チューニング済んだアッコ、「10月24日に新曲出ます。“C7”!」てな感じの曲紹介して、彼女たちのライヴ体験3度目の私にはすっかり耳馴染みな“C7”(笑)を演奏。この日のライヴ、私の立ち位置のせいなのか、ユウちゃんのヴォーカル押し退ける感じで、アッコのベースの音ブイブイ響いてた(笑)。アッコはかなりベースのチューニング気にしてて、スプレーかけたり、何度もネック拭いたり、楽器のメンテに時間かけてる。いつもMC役やってるアッコが喋るヒマがないものだから、代わりにユウちゃんが恐る恐るMC入れてた。「みんな、携帯の待ち受け画面もGO!GO!7188にしてくれましたか?」っつう感じでイタイケ(笑)。今回のライヴは“ああ青春”や“こいのうた”などのシングル曲中心に組まれてたセット。“ジェットにんぢん”のエンディングを、お約束の♪ジッタリン・ジン〜の大合唱で閉めると、“太陽”や“西部”など盛り上がるナンバーを立て続けに披露。最後に“パンク”を演り、3人はステージを去った。
 場内に渦巻くファンのアンコール・コールに応え、GO!GO!7188の3人がステージに戻って来た。アッコが言う、「ここでDOMINO 88のみなさんと一緒に“ひょっこりひょうたん島”を演りたいと思います」。ステージにドミノのホーン隊3人娘が跳ねるようにして登場〜! ギターのMASAHIROも登場し、ステージにバースデイ・ケーキが持ち込まれる。だけど、ヴォーカル・KIYOSHIは姿を見せない。ここでアッコが言う。「今頃帰りの新幹線に乗ってるKIYOSHIさんの誕生日を祝って、みんなで“Happy Birthday”を歌いましょう」。ホーン隊3人娘たちが“Happy Birthday”を演奏し始め、みんなが“Happy Birthday”を歌うと、場内に「オマエらこっちだ、こっち!」とKIYOSHIの声が響き渡る。観客の居るフロアの後ろのほうにKIYOSHIが居た(笑)。ファンが殺到するのをひょいひょいかわしたKIYOSHIがステージに上ったところで、みんなで“ひょっこりひょうたん島”を演奏。ドラムは最初ターキーが叩いてたけど、2番からはドミノのSHINTAROに交代(笑)。曲が終わると、9人の大所帯は観客に御礼を言い、ステージを後にした。
 GO!GO!7188とドミノの共演...貴重なモノを目撃した楽しいライヴでした。

【SET LIST】...'01.10.20 高崎健康福祉大学・高崎健康福祉大学短期大学部“紫祭”
《DOMINO 88》
.Okey-Dokey
1. ELEVEN
2. Please Please Baby
3. Galaxy Express 999
4. Ring! Ring! Ring!
5. JANCKEY CHAIN
6. HEART BEAT STYLE (新曲)
7. Selfish Girl
8. Cycling
9. Do you wanna POP?
10. GO GO CLUB

《GO!GO!7188》
1. 文具
2. ロック
3. C7 (新曲)
4. 行方不明
5. あぁ青春
6. 考えごと (新曲)
7. こいのうた
8. ジェットにんぢん
9. 太陽
10. とかげ3号 (新曲)
11. 西部
12. パンク

《GO!GO!7188 with DOMINO 88》
1. ひょっこりひょうたん島

 

GO!GO!7188 live @ KIT POP HILL '01.8.12

GO!GO!7188 live @ Hibiya Yagai-Ongakudo '01.5.19

DOMINO 88 live with Dance Hall Crashers '00.8.2

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