ヒロくんのLIVE REPORT '01 PART 26 GO!GO!7188/HEART BAZAAR

 我が地元・FMとやまと東芝EMIの共同企画『VINTAGE LIVE COLLECTION Vol. 3』なるフリーライヴ・イヴェントに、GO!GO!7188とハートバザール(以下、ハバザ)がやってくるというので、12月6日、パチンコ屋の5階というアヤシいロケーションにあるCLUB MAIROに行って来た。富山のライヴハウスにはめったにメジャー・レーベル所属のアーティストがライヴしに来ないので、刺激を求めに来たロック・ファンで会場は大盛況。私はステージ向かって右手の4列目に陣取る。要するに、ユウちゃんの前ってこと(笑)。廻りは女子高生ばかりだったから、頭ひとつ抜けてた私(笑)。
 GO!GO!7188とハバザの前に、Annという男女2人組が出て来て3曲ばかり演奏。結構立派な体格(ブーデーという意味では無い!)してたためか声量も大きく、身ぶり手ぶり交えながら情の籠ったパフォーマンスを展開したヴォーカルのayuriさんは、「富山に来るといつも雨なんです。今日も雨です。このひとが雨男だからです」って、雨降ってるのをすべてギターの三木拓次さんのせいにしてた(笑)。
 Annがステージを降りてから、10分ほど準備の時間。フリーライヴのため経費かけられないから、ハバザのメンバー自身でチューニング合わせたりしてる。準備が終わって一度ステージを降りてから、改めてステージに出直して来たハバザの4人。ヴォーカルの天然ポエム少女・石井皐月は写真でみるよりも『スポ根』したルックス。『女子ハンドボール部の主将』みたい(笑)。2曲目は♪ボクは垂れ流しの汚物〜という歌い出しで始まる“有明けの月”。「なんちゅう詩や!」と一瞬ギョッ!となったけど、他の客は何とも思わなかったんだろうか、反応無し...。え? みんな、アッケにとられて声も出なかったって?(笑) この凄まじい詩を少年のような真っすぐな声に乗せ、身ぶり手ぶりを交えながら歌う皐月の姿は観ていてかなりオモロかったッス(笑)。ベースの永井紀子サンは皮のパンツ履いたりしてロック姐ちゃんした服装。ベースプレイも上手かったッス。殆どGO!GO!7188目当ての客だらけのなか、紀子サンの前のほうにだけハバザの演奏に声援送る一団が居ました(笑)。やっぱり???(笑) “飛べない羽根”を演ると、天然ポエム少女・石井皐月が観客に挨拶。「これから1時間くらいおつき合いいただくハートバザールっていいます。中には『早くGO!GO!出せよ』っていうひとも居ると思うんですよ。皐月だって正直なところGO!GO!見たいッスよ。だけどね、世の中どうにもならないことがあるじゃないですか!!!」...そこまで卑下しなくても...(苦笑)。ここで、次の曲を「“ぬけがら”」って曲紹介してまた熱唱し始める皐月。“ナトリウム灯”でのオーヴァーアクションぶりといい、“コレクター”の気味の悪い詩といい(笑)、天然ポエム少女・石井皐月はホントにオモロい。ファンになってしまいそうです(笑)。“北風と太陽”を演ると、また皐月がMC。「時間が経つのは早いもので残り1曲となってしまいました」。(一応『いいとも状態』になる...笑) 「ハートバザールは富山や北陸には縁もゆかりもないんだけど、私とノッチは月1富山に来て、富山を盛り上げようって頑張っています!」...FMとやまでレギュラー・ゲスト化してるらしいね(笑)。紀子サンは『ノッチ』って呼ばれてるんですか? 英会話のジオスのポスター思い出して困るなぁ...。「ノッチで〜す」(笑...デンジャラスのこと、みんな憶えてる?)。ここまでボーイッシュなふるまいが目立ってた皐月だけど、最後の曲“アイ”の曲紹介で「みんなに“アイ”を捧げたい」などと言った時だけ、女のコらしい『恥じらい』を垣間見せた。笑った、笑った。ハバザの演奏、とっても面白かったッス!!!
 ハバザの面々がステージ降りると、セットチェンジが始まる。フリーライヴのため経費かけられないからドラムテクは連れて来てないようで、ターキー自身がステージに出て来てドラムセットのサウンドチェックしてる。スタッフがステージ向かって左側のマイクスタンドにピック挿してく。「え? もしかしてユウちゃん、あちら側?」ってステージ向かって右側に陣取ってた私は一瞬焦ったケド、セットチェンジが済んだ後、BGMに乗ってステージに現れた3人は、ステージ向かって右側にユウちゃん、左側にアッコ、真ん中奥にターキー...と、いつものとおりに陣取る。スタンバったところで、アッコが叫ぶ。「“ロック”!」。オープニング曲は“ロック”。ユウちゃんは赤毛、アッコは黒髪...この対比も面白い。
前回観た健大高崎でのライヴほどでは無いけど、チューニングをやたら気にするアッコ。そのせいでこの日の演奏も全般的に曲間が開き気味だったけど、そんなの気にしてたの私だけ?(笑) ここでアッコが曲紹介。「“C7”!」 この曲紹介だけで会場から歓声が上がり、実際に“C7”が演奏されると観客は熱狂的盛り上がりをみせた。ユウちゃんが「富山は初めてなんだけど、初めてなのに寝グセが酷くてすみません」などとMC入れる。そこでアッコが「そんなユウちゃんも22歳になりました。22歳になってもそんなのが許されるのはユウちゃんだけです」などと言うと、何故かシ〜ン...と静まり返る会場...。「オマエら静かになるなぁ〜!!! 中島が可哀想だろ〜!!!」と叫ぶアッコ。あ〜あ、やっちゃったよ、富山...(苦笑)。みんなライヴ慣れしてないんで(笑)どこでどうウケればいいのか分からなかったようです。許して下さい(ぺこり)。アッコの「後半戦、盛り上がっていくぞ! 準備はいいか!?」という煽りで始まった“ジェットにんぢん”。この曲は人気曲だけにウケる。間奏のユウちゃんのギターソロにかかると、アッコが「ギター、中島優美〜!!!」って煽り入れたのは先の『後遺症』かなぁ?(汗) ♪昔はやった歌手の名前は〜「ジッタリン・ジン!!!」って会場内が大合唱(笑)になった後は“文具”、そして“とかげ3号”。ずっとアッコの指元みつめてたワケじゃないので断言できないんだけど、アッコは“とかげ3号”だけピック使ってベース弾いてたようだ。だからマイクスタンドにピック挿してあったワケだけど、いままでずっとフィンガー・ピッキングだったハズのアッコ、急にピック弾きし出したウラには何かあったんだろうか? そのアッコが最後の1曲であることをファンに通告し、「“パンク”!」って曲紹介、演奏に入る。会場は熱狂的盛り上がりで、後ろのほうからドンドン押されてくるものだから、前から4列目くらいに居たハズの私、気付いたら最前列に居た(笑)。“パンク”でメッチャ盛り上がって、ライヴは終了。ターキーはステージ去り際ミネラルウォーターのペットボトルを観客に投げ入れっていった。ファンはアンコールを要求したけど、フリーライヴのためか、はたまた先ほどの『沈黙』がもたらした気まずさのせいかアンコールはナシ。それでも、タダで3アーティストの熱演を観れたんだから文句ナシのイヴェントでした。これで富山のシーンも活性化してくれたらいいんだけど...。

【SET LIST】...'01.12.6 富山・CLUB MAIRO
《Ann》
1. あわい
2. 碧い空
3. ひとつだけ

《ハートバザール》
1. ?
2. 有明けの月
3. 飛べない羽根
4. ぬけがら
5. ナトリウム灯
6. コレクター
7. 北風と太陽
8. アイ

《GO!GO!7188》
1. ロック
2. めみみはなくち
3. C7
4. 恋の毒薬
5. こいのうた
6. ジェットにんぢん
7. 文具
8. とかげ3号
9. パンク

GO!GO!7188 live @ Kentai Takasaki '01.10.20

GO!GO!7188 live @ KIT POP HILL '01.8.12

GO!GO!7188 live @ Hibiya Yagai-Ongakudo '01.5.19

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