ヒロくんのLIVE REPORT '02 PART 1 GO!GO!7188

 GO!GO!7188のアルバム『魚磔』に伴う全国ツアー、その名も『あらじおツアー』を2月3日、金沢・AZホールで観て来ました。今回のツアー、福岡公演以外はチケットがみんなSOLD OUTになってたので、勿論金沢公演もチケット完売。狭いAZホールにギッシリ客が入っている。私はユウちゃん側の3列目くらいで、GO!GO!7188の出番を待ってた。
 開演予定時間の6時を過ぎ、しばらくすると客電が消え、場内にGO!GO!7188参上を表すBGMが流れる。ステージに3人が登場。
前回、富山・CLUB MAIROで観た時は赤髪だったユウちゃんは金髪に戻っていて(?)、黒のキャミソール姿。アッコはトレッドヘアで、後のアンコールの時に「セーラームーン!」と声がかかったように、頭の上のほうでダンゴを2つ作ってた。オープニング曲の“めみみはなくち”でいきなり盛り上がるファン。続いて“ああ青春”を演奏すると、アッコがMC。「金沢に来るのは初めて。ホントは2回目なんだけど、単独では初めて」などと言ってたけど、『KIT POP HILL』は金沢に数えなくてよろし!(笑) ここでアッコが「“パパパンツ”」と曲紹介。デビュー前のカセット収録のためあまり知られていないこの曲だけど、サビの部分になると多くの観客が両手を上げて手拍子し、意外なほど盛り上がる。次に“らくだの涙”を演った後、アッコとターキーがお互いの呼吸を計るかのようにして演奏始めたインストゥルメンタル曲は“スパイ大作戦のテーマ”!!! こういうインスト聴くと彼女たちの演奏の上手さがよ〜く解ります。意外な“スパイ大作戦のテーマ”から続けて“恋の毒薬”を演奏すると、いよいよユウちゃんのMCタイムへ(笑)。
 「この会場、みんなの顔がよく見える会場ですね」などと言ったユウちゃん。「最近ずっとお腹が痛くて...」と言うと、すかさず観客から「生理?」などとツッコミが入る。「いや、生理も来ますけどね、下痢です。ライヴ始まる前からこの話だけはしようと思ってました」ときっぱり言い放ったユウちゃんに、「バファリン飲んでる?」って、観客から声がかかる。これにすかさず「バファリンは頭痛薬!」とツッコミ返したユウちゃん。これにアッコが過敏に反応。「いつも観客からツッコまれることはあっても、観客をツッコむことのなかったナカジマが、初めて観客をツッコんだよ!!! 金沢はナカジマ・レヴェル、もしくはナカジマ以下なのか」と驚いてみせるアッコの横から「いや、五分五分でしょ」とクールに言うユウちゃん(笑)。そんなナカジマと同等レヴェルの観客に「次の曲は“C7”」と曲紹介したアッコ。この曲紹介だけでも大歓声が沸いたんだから、実際に演奏が始まったときの盛り上がりぶりは凄かった。次もアッコが曲紹介して始まった。「新曲演ります。“ナイフ”」。この新曲“ナイフ”が終わると、“桜島”、“本音風船”、“こいのうた”、そして“ドタン場でキャンセル”...と静かな曲が続く。ライヴの熱狂を予想し、半袖Tシャツ姿でライヴに臨んでた私。この選択は正しく、ライヴの盛り上がりにかなりの汗かいてたんだけど、静かな曲が続いたお蔭で汗が冷えて寒かった...(苦笑)。
 “ドタン場でキャンセル”が終わったところで、アッコが「後半戦行くゾ! 準備はイイか!」と煽りを入れる。後半戦最初の曲は予想どおり、“ジェットにんぢん”(笑)。ただし予想と大きく違ったのは、“ジェットにんぢん”の途中から“太陽”へなだれ込み、一種メドレー形式で演奏されたこと。“太陽”からは「まさか!」の“地中海”へ! ターキーが実際に♪中島はぶさいく〜浜田もぶさいく〜と歌うところを見られるとは思わなかったので、ひとりで大ウケしてました(笑)。“地中海”から元の“ジェットにんぢん”に戻り、観客に「ジッタリン・ジン!!!」と叫ばせるファン・サーヴィスも怠らない(笑)。この後、“ロック”や“文具”、“とかげ3号”といった人気ナンバーが登場。観客は大いに沸く。アッコの「ラストの曲、“パンク”」という曲紹介で始まった“パンク”では多くのファンが上下にピョンピョン跳ねる。大いに盛り上がった“パンク”で本編終了。
 ユウちゃんたちがステージを去ると、観客からは「アンコール・コール」がわき上がる。「
日比谷野音の生き証人」(笑)の私としては、あの時観客からわき上がった「ぶさいくコール」(何故か、VHS/DVDではカットされてますけど...笑)を是非とも金沢で再現したいと思い、ひとりで「ぶさいく! ぶさいく!」と連呼。しかし、金沢の観客は誰も「ぶさいくコール」に加勢してくれず、逆に私が「ぶさいく!」と叫べば叫ぶほど、会場の空気が引いてくようだったので、「ぶさいくコール」ヤメました(泣)。多勢に無勢...。「アンコール・コール」から「ターキー・コール」になり、「ターキー・コール」からさらに「アッコ・コール」になったところで、ナイス・タイミングでステージにアッコ登場〜! 「アンコールでは私1人で歌います」などと言うアッコに歓声が上がったけど、勿論これは冗談で、ユウちゃんもターキーもステージに戻って来た。3人とも『あらじおツアー』の黒のクロスTシャツや緑のシンハーTシャツに着替えてる。ドラムセットに就いたターキーに「ターキー、笑って!」って声がかかる。これに応えて満面の笑みを見せたターキー。あの笑顔は忘れられない(笑)。観客から「セーラームーン!」と髪型に関して指摘を受けたアッコ、「コスプレ好きなのバレた? セーラームーン、もしくはミッキーマウスのつもりなんだけど。ここではセーラームーンってことにしとく」などと言ってた(笑)。
 「ホントに最後の曲なんで、みんな盛り上がっていくぞォ〜!」というアッコの煽りに「オ〜ッ!!!」と応えた観客。アッコが「ターキーon drums!」とフるとターキーが簡単なドラムソロを始め、観客も「オオッ!」と盛り上がる。このまま続けて演奏になだれ込んだ曲はアンコールの定番曲の“ひょっこりひょうたん島”。この曲で演る側と観る側双方一体になって大いに盛り上がると、アッコとユウちゃんは自分のペットボトルを観客に投げ入れてステージを去り、ターキーはペットボトルと、自分の額の汗をタップリしみ込ませたGO!GO!7188フェイスタオルを観客に投げ入れてからステージを去っていきました。
 最初と終盤の盛り上がりは凄かったけど、中盤、静かな曲がかたまってて、かいた汗が冷めて寒い思いをした(苦笑)。曲順に工夫の余地アリ? だけど、楽しいライヴでした。

【SET LIST】...'02.2.3 金沢・AZホール
1. めみみはなくち
2. ああ青春
3. パパパンツ
4. らくだの涙
5. スパイ大作戦のテーマ
6. 恋の毒薬
7. C7
8. ナイフ (...という名の新曲らしい)
9. 桜島
10. 本音風船
11. こいのうた
12. ドタン場でキャンセル
13. メドレー(ジェットにんぢん〜太陽〜地中海〜ジェットにんぢん)
14. ロック
15. 文具
16. とかげ3号
17. パンク

(encore)
1. ひょっこりひょうたん島

GO!GO!7188 live @ Toyama Club Mairo '01.12.6

GO!GO!7188 live @ Kentai Takasaki '01.10.20

GO!GO!7188 live @ KIT POP HILL '01.8.12

GO!GO!7188 live @ Hibiya Yagai-Ongakudo '01.5.19

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