フィーダーの新作『レネゲイズ』に伴うTOUR
2010 “RENEGADES”を9月16日にShibuya
O-EASTで観て来た。私が会場入りした時にはフロアはかなりガランとしてたけど、開演予定時刻の7時にはほぼ人で埋まってた。フロアの灯りが消えたのは、7時17分。オープニング
S.
E.(何かの映画のテーマだったと思う)が場内に流れると、ステージ向って左側の袖からまず、ベースのタカさんが登場。続いて、グラントとサポート・キーボーディスト、そして最初から上半身裸のサポート・ドラマーがステージ上に現れた。オープニング・ナンバーは新作『レネゲイズ』よりファストなロック・ナンバー“Barking
Dogs”。タカさんは白い長袖Tシャツの上に半袖白Tシャツを着てる。グラントは縞々のTシャツ着てて、このTシャツにはある意味が隠されてることがライヴの最後になって分かることになる。次に2ndからの“Insomnia”を演りファンを大いに盛り上げると、「thank
you very
much!」と観客に御礼を言ったグラント。新作からの曲“Sentimental”の次は、これまた新作からの“This
Town”。この曲では会場から自発的に手拍子(または指パッチン)が起こる。オープニングの♪this
town〜までを歌い終わり、ラウドなパートに移るところでグラントが「トキオ〜〜〜!!!」とシャウト。ここで、グラントもタカさんも楽器を交換。キーボーディストが鳴らしたサンプリング音は“Feeling
A
Moment”のイントロで、ファンが盛り上がる。新作タイトル曲の“Renegades”では曲に合わせてファンが♪hey!
hey!〜と腕を振り上げる。この曲の後グラントはまたギターを交換。その間にタカさんが日本語でM.C.。まず、東京の観客の盛り上がりを誉め讃え、ステージ前の柵で区切られたスペースについて「チケットが売れ残ってるからこういうふうにしてるワケじゃないぞ。トップレスや裸で踊りたいというヤツのために場所取ってるんだ」などと説明。タカさんがそう言っても、そのスペースに移動してトップレスや裸で踊るファンは1人も居ない(笑)。
グラントがイントロ弾いただけでファンが「オオッ!」となった“Pushing
The Senses”を演ると、「thank you very
much」と観客に御礼を言ったグラント、続けて「“Down To The
River”」と曲紹介。ロック色が強い新作『レネゲイズ』で唯一のメランコリーなこの曲を披露すると、2階席に居る観客に手を降ってみせたグラント。ここでグラントが弾き始めたギターのイントロは、“Just
The Way I'm Feeling”。次は“Buck
Rogers”で、ファンに人気の曲を連発。サポート・キーボーディストはバック・コーラスでも大活躍で、この曲では♪player〜player〜player〜player〜...を連呼し、CDの再現に大貢献。大いに盛り上がった“Buck
Rogers”を終え、ギターを交換したグラントがまたも曲紹介。「“White
Lines”」 新作『レネゲイズ』のアタマを飾るこの曲がここで登場。曲を演ると、「thank
you」と観客に御礼を言ったグラント、さらに新作からの“Home”で畳み掛ける。サポート・ドラマーが叩き始めたドラム・リフで次にどの曲を演るか分かったファンから歓声が上がる。“Come
Back
Around”だ。この曲が終わるとグラントはタカさんのところに歩み寄り、2人で何かヒソヒソ話。話を終えたグラントがギターを交換する間に、タカさんが日本語でメンバー紹介を始めた。グラントからタカさんにメンバー紹介の指示が出たようだ。まず上半身裸のドラマーを「今回のツアーのドラム手伝ってもらってるデーモン」と紹介。次にキーボード・プレイヤーを紹介(彼の名前は聴き取れなかった)。タカさんから「グラントさん」と『さん付け』で紹介されたグランドが弾き始めたギター・フレーズは、グラントが歌を乗せた時点で“Lost
& Found”になった。多くのファンが両腕を掲げて手拍子した“Lost
&
Found”が終わると、今度はタカさんがベースを交換。グラントが「“Call
Out”」と曲紹介し、新作からファストな“Call
Out”へ。この曲を演ると、グラントとタカさん揃って楽器を交換し、グラントが英語で「来てくれてどうもありがとう。次の曲で最後だ」ってな感じでM.
C.。最後にふさわしく“The End” を披露。
演奏を終えたフィーダーの2人とサポート・メンバーの2人がステージの袖に姿を消すやいなや、ファンがアンコール要求のクラップを開始。すると、さほど時間が経たないうちに、タカさんとサポート・ドラマーがステージに戻って来た。まず、「今日のアンコールはオレが歌うんだ」などと冗談を言ったタカさんが「オレの『twitter』、フォロウしてくれてるひと(は手を挙げて)」と言うと、多くの手が挙がった。「オレのパジャマ・コレクション、見たひと(は手を挙げて)」と言うと、少し挙がる手の数は減ったものの、そこそこの手が挙がった。するとタカさんは「これ、(前回公演地の)名古屋のパジャマ」とパジャマを広げて見せる。背中の部分のはメンバーのサインが入ってる。「これ、どうしようかと思ったけど、チケットの整理番号1番のヤツにあげる」などと言い、チケットの整理番号1番のひとに挙手させ、本人をステージ前まで来させてチケットの整理番号が間違いなく「1番」であることを確認してから、サイン入りパジャマをプレゼント。そこで、ステージにグラントが登場し、「僕はチケットの番号が何番だろうが、ファンにプレゼントするよ〜」と言わんばかりに、登場するなりタオルをフロアの観客に投げ入れた。アンコール1曲目はタカさんがリード・ヴォーカルの曲では無く、フツウにグラントがヴォーカルを取る曲で、デビュー作からの“High”。この曲が終わると、間髪入れずにグラントが♪トゥットゥルットゥ〜トゥットゥルットゥ〜と歌い出す。“Just
A
Day”だ。この曲でファンは大いに盛り上がったが、昨年2月のライヴのようなクラウド・サーフィンは起こらなかった。演奏が終わると、グラントがもう一度英語で「今日は来てくれてありがとう。また会おう」ってな感じで観客に御礼を言う。そして演奏し始めたのは、ニルヴァーナの“Breed”!!! 今日の縞々のTシャツ、どっかで見たTシャツだと思ったら、カート・コバーンがよく着てたヤツじゃないか! 驚きのニルヴァーナのカヴァーを終えると、フィーダー御一行はステージを去った。去り際にドラマーがスティックを観客に投げ入れてった。
新作『レネゲイズ』の作風に合わせ、ロック然とした楽曲を中心にしたライヴ。前作『サイレント・クライ』からの曲が完全無視されたのは、どうしてなんでしょうねぇ?
【SET LIST】...'10.9.16 Shibuya
O-EAST
1. Barking Dogs
2. Insomnia
3. Sentimental
4. This Town
5. Feeling A Moment
6. Renegades
7. Pushing The Senses
8. Down To The River
9. Just The Way I'm Feeling
10. Buck Rogers
11. White Lines
12. Home
13. Come Back Around
14. Lost & Found
15. Call Out
16. The End
(encore)
1. High
2. Just A Day
3. Breed (ニルヴァーナのカヴァー)
FEEDER live @ Naeba Ski Resort (FUJI ROCK FES.) '08.7.25
FEEDER live @ Naeba Ski Resort (FUJI ROCK FES.) '05.7.28
FEEDER live @ Shinsaibashi Club Quattro '03.3.21
FEEDER live @ Naeba Ski Resort (FUJI ROCK FES.) '01.7.27
FEEDER live @ Nagoya Club Quattro '00.1.16