7月30日(日曜日)、苗場スキー場で行われた『FUJI ROCK FESTIVAL '00』(以下『フジ・ロック』)に日帰りで行って来た。1日券でも\14,500 もするチケット代...特に、今年は『SUMMER SONIC 2000』との比較でどうしても高く感じられてしまうんだけど...の穴埋めをするため、この日の『フジ・ロック』は行き帰りとも『青春18きっぷ』使用で交通費を安くあげることを命題(笑)とし、富山 5:42→7:38 直江津 8:20→9:49 越後湯沢...のつもりで、朝4時半に自宅を出発、富山駅まで約1時間歩く。予定どおり、富山駅 5:42 発の普通列車に乗り込み、直江津駅に定刻どおり到着。ここで私のアタマの中にある不安がよぎった...。このまま越後湯沢までの普通列車に乗ったら、越後湯沢着が 9:49 になる。越後湯沢駅から会場行きのシャトルバスの所要時間は約40分ってことだから、駅でのシャトルバス待ちの混み具合によっては、11時のGREEN STAGE の開演(EVE 6 の登場)に間に合わなくなる恐れがあったので、普通列車よりも1本早い特急『はくたか1号』(直江津駅 7:52 発)に思いきって乗車。おかげで越後湯沢駅には1時間以上早い 8:41 に到着。駅のそばのシャトルバス乗り場に行ったら拍子抜けするくらい、バス待ちの列はこちらが想像してたよりははるかに短い。バスを待つ間、夏の日差しが容赦なくこちらに照りつけて来た。バス待ちは10分くらいだろうか、満員に客を乗せて苗場スキー場に向かった。 9時半には会場の苗場スキー場に到着。去年は3日間とも参加してたんで、現地に着いて苗場プリンスの建物見て、懐かしさ...というよりも、職場に通うような通い慣れた感覚に襲われた(笑)。シャトルバス乗り場から、リストバンド交換所に向かうと、手前では『フジ・ロック』のオリジナル・グッズを売ってたんで、ひとまずここを覗く。あと、新星堂の出店があったんで、この日登場のゼブラヘッドが8月2日に日本先行でリリースする新譜がひと足早く並んでやしないかと覗いてみた。が、置いてなかった...。ちょっと商売ヘタだよね、ソニーさん。リストバンドの交換を済ませ、GREEN STAGE に向かったが、EVE 6 の出番までまだ時間がタップリあったので『奥地』を探検! WHITE STAGE への道は、狭くて不評だった去年と大して変わりばえしてないような気がしたが...。現地に着いた途端、雲がわいて夏の日差しを遮り始めた。開催期間の最終日は、全般的に曇り空で、暑くなくて過ごし易かったが、1日目の7月28日(金曜日)は悲惨なほど雨が降ったらしく、WHITE STAGE のそばのトイレを利用したら、ものの見事にトイレのなかまで泥まみれ...。この惨状を目の当たりにして、第1回目の『フジ・ロック』体験者としては'97年の天神山スキー場を思い出さずには居られなかった(笑)。WHITE STAGE からさらに奥のAVALON FIELD、さらにFIELD OF HEAVEN に行くとところどころ道がぬかるんでドロドロ。AVALON FIELD とFIELD OF HEAVEN の間が特に酷い。ひととおりFIELD OF HEAVEN を見て廻って、GREEN STAGE まで戻ったけど、まだEVE 6 の出番まで時間があったから、ワールド・レストランなどがあるOASIS に向かった。そしたら...
【EVE 6】
OASIS
のところにある総合案内所の掲示板にこんな内容の貼り紙が...。GREEN
STAGE のこの日のトップ・バッターだった筈のEVE
6だが、ドラマーのトニー・フェイゲンソンの乗るはずの飛行機が飛ばないとかで、来日が間に合わない...だと! バカヤロウ〜!!!(勿論、出演キャンセル...あと、ア・パーフェクト・サークルとエラスティカの出演順が入れ替えになったハナシも貼られてた) この出演ライン・アップのなかじゃあ期待株だったのにィ〜!!! そもそも私が特急『はくたか』乗ったのは、EVE
6 の出番まで会場に着けるかが不安だったから。もしも最初からEVE 6
が出演キャンセルしたって知ってたら、最初の予定どおり普通列車乗って来てるって! ああ、特急料金が...。仕方がないので、次のGREEN
STAGE のアクト、ゼブラヘッドの登場まで、OASIS
のなかをプラプラしてると、目の前に突然、女のコが飛び出して来た。突然のことでビックリ!!!してたら、なんだぁ...私の行きつけのレコード店の店員のしーちゃんだった(笑)。私は『フジ・ロック』には4年連続参加してるけど、現地で知り合いに会ったのはこれが初めて。とは、いっても、知り合いに目撃は何度もされていて(笑)、後日「『フジ・ロック』で見ましたよ!」と言われたりしてたんだけど(笑)。しーちゃんからは同じレコ屋で働いてるきのっぴーも来てる...など、耳よりな話(笑)を教えてもらった。
【ZEBRAHEAD】
この日の3日後にニュー・アルバム『プレイメイト・オブ・ザ・イヤー』をリリースするゼブラヘッド。どうせなら『フジ・ロック』前にリリース出来なかったのか? たった3日だよ! どうもマヌケなタイミングとしか言いようがないが、その『ズィ〜ブラヘッド』の出番をGREEN
STAGE
の前で待っていると、シマウマ首のかぶり物をした男がステージに登場し、観客に「ズィ〜ブラ! ズィ〜ブラ!」と掛け声をするように要求。観客が「ズィ〜ブラ・コール」をするなか、ステージ上に『ズィ〜ブラヘッド』の5人が登場。このバンドの2枚看板...ラッパーのアリ・タバタビーは帽子をかぶっての登場。ギター兼ヴォーカルのジャスティン・マウリエロは黒ずくめなため、ギターのストラップの赤色が目に映えた。オープニング曲は、いきなり新曲の“All
I
Need”。2曲目は日本デビュー盤『ウェイスト・オブ・マインド』からの“Someday”だったけど、次も新曲の“Go”。「どこかで聴いたことあるような曲だな。もしかしたらカヴァー曲かな?」と思ってたら、私の好きなRUSHの“New
World
Man”と全く同じフレーズが登場することが判明(笑)。とてもポップな曲だ。3曲目あたりからアリは帽子を取ったが、そんなアリの存在がかき消されてしまうほど、ジャスティンが目立ってる(笑)。日本語混じえながらMC入れまくるわ、ステージあちらこちら動き廻るわ、うるさいくらいで(笑)、披露された新曲でもアリのラップが抑え気味な一方、ジャスティンのヴォーカルがフル回転の印象(笑)。“Jag
Off”や“Check”などの馴染みの曲に新曲を混じえながらジャスティン主導(笑)でライヴは進み、途中「カラオケ・タイムだぁ〜!!!」とか言って、スパイス・ガールズの“Wannabe”やメタリカの“Enter
Sandman”をお遊びで演奏してた。これらを歌ったのは勿論、ジャスティン(笑)。カラオケがひと段落すると、「“Waste
Of Mind”〜!」とMC入れて、“Waste Of
Mind”をプレイ。ここでギターを手放したジャスティン、「オレが『whoo〜!』って歌ったら、みんな『yehh〜!』って返してくれ〜!」と観客にお願い。ここで披露されたのはニュー・アルバムのタイトル・ナンバー“Playmate
Of The Year”で、観客との「whoo〜!」「
yehh〜!」のやりとりも大成功〜!!! だけど、ジャスティンがギターを手放した代わりにギターを構えたアリの姿がちょっと可哀想...。ジャスティンが再びギターを構え、アリがギターから解放されたところで“Feel
This
Way”を演ると、ジャスティン、「オマエラ、サイコー!!! 『フジ・ロック』大好キ〜!!!」と日本語で絶叫〜!!! 最後に“Get
Back”をプレイすると、『ズィ〜ブラヘッド』の5人はステージを去った。
【BUFFALO DAUGHTER】
ゼブラヘッドを観た後、WHITE STAGE
に移動。バッファロー・ドーター(以下、bd)を観る。bd登場前にドラムセット調整にやって来たのは、何と、アツシ!!! ア・ツ・シ〜!!! アンタ、ズボンズに加入したんじゃなかったの?(笑)。セットの準備が済んでステージに現れたのbdのメンバー3人とアツシは、みんなピンク色のヘルメットをかぶっていて、山本ムーグにいたってはヘルメットにマスク姿の『中×派』スタイルで
登場した(笑)。このヘルメット、例の水牛ロゴが緑色のワンポイントで入ってる特製なモノ(笑)。オープニング曲はたぶん新曲で、8月下旬にニュー・アルバムが出る(ハズが、9月に延期になった)そうなのでそこからの曲か? そのまま“Autobacks”になだれ込むと、『中×派』よろしく演説を始めた山本ムーグ、「オレたちが欲しいのは真の自由だ〜!!!」などと「政治結社バッファロー・ドーター」の主張を始め、アジビラをまき散らし、最後には自分のかぶってたヘルメットまで観客に投げ込んでいた(笑)。
ここでまた新曲?を披露し、そのまま“No New
Rock”に入ると、またしても山本ムーグ、「政治結社バッファロー・ドーター、次の集会は首都・東京、場所は新宿・歌舞伎町、リキッドルームだ!」と、『中×派』になりきって(笑)、次のライヴの期日案内をしてた(笑)。'98年のbdのライヴを観たことがあって、その時山本ムーグが『フジ・ロック』のことを散々コケにしてたのよく憶えてるんだけど(笑)、あれだけコケにしてた『フジ・ロック』にどーゆー理由か知らないけど出なきゃいけないハメになり、その屈辱で『壊れた』かな?...と、この日の山本ムーグを観て、思った(笑)。この日プレイされた曲の半分は新曲のようだけど、シュガー吉永さんがヴォーカルをとることが多く、普段どちらかというとエレクトロニクス類を操ることが多い大野由美子さんがかなりベースを弾いたことが印象に残ってる。あと、関係ないけど、シュガー吉永さんがかなり髪を伸ばしてて、彼女がここまで髪を伸ばしたのはbdの前身バンドのハバナ・エキゾチカ時代も含めて初めてじゃあないかな、と...(笑)。こんなことを言うともの凄く『しっつれいな』ことなんだけど、初めてシュガー吉永さんに『女性を感じ』た気がして(爆笑〜!!!)意外な面を見た感じがしました(笑)。大野さんは相変わらず華奢でカワユかったです(笑)。最後に“Super
Blooper”、“LI303VE”といった大作を披露してbd、ステージを去っていった。
【ELASTICA】
今回の『フジ・ロック』もトイレ問題は解決されておらず、どこのトイレも長蛇の列が出来ている。1日目の雨のせいで、なかまでドロにまみれたせいもあるんだろうけど...。そのせいか、ところ構わず立ち小便をするヤツらが居る。WHITE
STAGE
脇の草むらからは、独特の匂いが漂って居た...。そんな小便臭い(苦笑)WHITE
STAGE そばを離れ、GREEN STAGE に移動。GREEN STAGE
に着いたら、脇の木陰から男がひとり飛び出して来た! 私の行きつけのレコ屋の店員のきのっぴーだ。頭にタオルを巻き付けたり、短パン姿だったり...と、いつも知ってるきのっぴーと印象が違うので、最初は誰だか解らなかった(笑)。ウ〜ン、私がいつも他のひとに『たやすく発見される立場』なのに対し、こちらから誰かを『発見』することがないのは、私がいつもとおんなじ普段着で『フジ・ロック』に来てるのに比べ、他のみなさんは『フジ・ロック』ならでのおめかしをしてるからなのだろう。さっき会った、しーちゃんもPHISHのTシャツで『武装』してたし(笑)。きのっぴーは「もう帰る」そうで、「次のGREEN
STAGE
はア・パーフェクト・サークルでしょ? エッ! エラスティカですか! エラスティカの割にはひとが少ないなあ...」などとボケたことを言ってた(笑)。そんなきのっぴーは連れのところに戻り(笑)、またひとりになった私、GREEN
STAGE の前でエラスティカの出番を待つ。きのっぴーの指摘どおり、ひとが少なめ。彼女たちがアルバム・デビューを果たしシーンの話題をさらったのは5年も前のこと。今『フジ・ロック』の主力世代が5年前のこと憶えてるかは疑問だし...。やがてステージに新加入のキーボード奏者のデイヴ・ブッシュが登場し、新作『ザ・メナス』収録の“Miami
Nice”(“Miami
Vice”ではない...笑)をひとり演奏し始める。この演奏に乗ってステージに他のメンバーがステージに登場。メンバー揃ってからの1曲目は新作からの“How
We Wrote Elastica
Man”。次も新曲の“KB”で、4曲目にして初めて5年前のアルバムから“Annie”が披露されると、観客から割れんばかりの歓声が。いつの間にか6人編成の大所帯に増殖してるエラスティカ(苦笑)。まともに演奏もせず、バックコーラス...というか掛け声と踊り担当の女性メンバー、ミュウ。一応、キーボードとバック・コーラス担当...ということになっているが演奏はほとんどせず(笑)。ハッピー・マンデーズに居たベズみたいな存在かというと、ベズほど踊りと煽りに徹してないし...(苦笑)。いったい何のためにバンドに居るんだろう?(笑)。懐かしの“Annie”で一旦観客が沸いたが、次からはまた新作のアタマを飾る“Mad
Dog God
Dam”などがプレイされた。新作からの曲に対して観客の反応が鈍いのはまだ日本リリース前だからってものあるけど、キーボードの音がチープな感じの新作からの曲の性質のせいもあるんだろう。『ザ・メナス』の音のチープさに「コレ、ホントにアメリカじゃあ『Atlantic』から出るんですかぁ〜?」って訊きたくなったモン(笑)。観客はデビュー作からの曲を切望してるようで、姐御・ジャスティーンがギター交換の際、「ジャジャッ!」と鳴らすだけで観客が沸く。これそのまま“Line
Up”のイントロだからだけど、ここではホントに“Line
Up”に突入〜! ドラムのジャスティン・ウェルシュが「ウワッ! グワッ!」とCDどおりに奇声を入れる。何だかんだいって、エラスティカの登場以来ずっとこのバンドに居るのは、ジャスティーンとジャスティンの2人のみ。一度バンドを離脱したベースのアニー・ホランドもステージに居たが...。女性だらけのバンドとのイメージが強かったけど、いつの間にか男女比率がヒフティ・ヒフティになってるし、5年の間にジャスティーン嬢がくぐり抜けてきた苦難に思いを馳せた...。新作からの“Da
Da Da”が終わると、「次の曲は“2 :
1”!」てなMCを入れたジャスティーン、“2 : 1”の後は“Car
Song”や“Waking
Up”、“Stutter”や“Connection”といった馴染みの曲が次々飛び出し、これに沸いた観客。男女比1:1になったバンドと違って、観客は女性のほうが多い感じ。この後、ポエトリー・リーディングの“My
Sex”などを演ると、ジャスティーンたちはステージを去った。
【A PERFECT CIRCLE】
エラスティカの演奏後、またOASIS
に移動し腹ごしらえなどをした私。隣接するRED
MARQUEEではちょうどゴメスが演奏中。中を覗こうとしたんだけど、入口付近にひとが溜まってて中に入れなかった...。GREEN
STAGE
に戻り、今日の私の本命、ア・パーフェクト・サークルの出番を待つ。TOOLのメンバーのソロ・プロジェクト的なこのバンド、今年、初めてのアルバムを出したばかり。とはいえ、いまだTOOLの来日公演が実現していないことを考えると、TOOLのメンバーの姿を初めてステージ上で観る貴重な機会とも言えるワケで、期待度が大きい。観客にはメタリカTシャツを着たキッズなども混じってる。登場時間になると、場内にお経のような“Renholder”がSEふうに流れると、メンバーがステージに登場し楽器を構える。ワン・テンポ遅れてステージに黒いパンツ一丁の全裸に近いカッコウをした金髪のロン毛のアヤしい男が登場〜! 「こりゃ、専任ダンサーか?」と思ってたら、このバンドの主役でTOOLのヴォーカリストでもあるメイナード・ジェイムズ・キーナンそのひとだった(笑)。オープニング曲はアルバムと同じく“The
Hollow”。スキンヘッドのギタリストと女性ベーシストのいるバンドで視覚的にも面白い。最初、このヴォーカリストを見て、前衛舞踏の『山海塾』
を思い出したが(笑)、ホントに『山海塾』っぽい動きを交えて“The
Hollow”を熱唱。続くはアルバムどおりの流れで“Magdalena”で、次は“Sleeping
Beauty”。TOOLというとモダン・ヘヴィネスの文脈で語られることが多いから、従ってこのア・パーフェクト・サークルもモダン・ヘヴィネス扱いされているようだけど、モダン・ヘヴィネスというよりもニュー・ウェイヴからの影響を感じさせるサウンド。このバンドのサウンドから感じられる『暗黒ぐあい』はシスターズ・オブ・マーシーとか、ミッション、キュアーなどと共通するものがある。4曲目に披露された“3
Libras”、次の“Brena”、その次の“Orestes”なんかみんな、そう。『モダン・ヘヴィネス』というレッテルに惑わされ、聴かず嫌いになるひとが出るとしたら残念なハナシだ。“Orestes”が終わると「thank
you、you are very
kind」と語りかけるような優しい口調で観客にお礼を言ったメイナード、「次の曲は“Thinking
Of
You”です」ってな感じで曲紹介。彼のセリフはすべて『ですます調』で訳されるべきだ(笑)。ホント、それくらい優しい口調でロック・ミュージシャンじみたところは全くナシ。ベーシストのパズ・レンチャンティンはステージ上の姿を見た感じだけでいえば、スーパーチャンクのローラ・ヴァランス・タイプの女性。ライヴ中はかなり彼女の動向に注目してましたよ、私(笑)。そのパズがバック・コーラスでも活躍した“Thinking
Of You”の後、“Thomas”をプレイすると、またメイナードが「thank
you、you are very
kind」と、例の優しすぎる口調で観客に語りかける。「you are very
kind」というと、少年ナイフが海外をツアーして廻る時のMCの決まり文句だったらしいが(笑)、実際こんなMC入れたアーティスト観たのは、私はこれが初めてだ。ここでアルバム未収録の曲を1曲演ったところで、「来年には単独公演でまた日本に来ます」ってな感じのMCを交えながら“Rose”を披露したところで、「次の曲は“Judith”です」って感じで曲紹介したメイナード。このひと、金髪のロン毛でずっと熱唱してたんだけど、その最後の1曲“Judith”で自らの頭髪をかなぐり捨てた! 実はあの金髪のロン毛はヅラで、ヅラを取り去った後はR.E.M.のマイケル・スタイプみたいな容貌だったんだけど(笑)、まさかヅラだとは思わなかったな(笑)。最初からヅラって判ってたひとは皆無で、みんな自毛だと信じてたと思うよ(笑)。“Judith”が終わると、ペットボトルを2本客席に投げ入れたメイナード。出来ることならあのヅラも客席に投げ込んでもらいたかったけど、やっぱりそれはムリで(笑)、ちゃんと足元に落ちてるのを拾ってお持ち帰りになったハズ。アルバム全曲で45分足らずだから、ライヴの持ち時間こんなにもらってどうするんだろう?...って思ってたんだけど、1曲ごとに少し長めに演奏してたようで、ちゃんと1時間のセットになってました(笑)。それにしても、あのヅラにはヤラれたな。ククッ!(思い出し笑い) あまりにもウレしかったんで、ライヴ終了後、アーティスト・グッズ売り場で彼らのTシャツ買いました! ライヴに対するオヒネリのつもりで(笑)。
【STEREOLAB】
ア・パーフェクト・サークルのTシャツ買った後、ステレオラブを迎え撃つためWHITE
STAGE に移動。連絡路では、RED MARQUEE
で演奏中のスーパー・ファリー・アニマルズのプレイが響いてきて、ちょうど“Do
Or Die”を演っていた。ちょっと尿意をもよおした私、WHITE STAGE
横のトイレに向かうが、もの凄い列が出来ている。こんな列に並んでは居られないから、会場の一番奥地のトイレに当たるFIELD
OF HEAVEN
手前に移動。だけど、やっぱり列が出来ている...。この列に就いてたらステレオラブの開演に間に合わなくなるので、深刻なほどの尿意でもなかったこともあってトイレをあきらめて、WHITE
STAGE
に移動する。帰りの電車の越後湯沢駅発が確か8時10分頃だったと思うので、シャトルバスの待ち時間と移動時間を差し引きして7時にはWHITE
STAGE
を立ち去らなきゃならない。ステレオラブをフルセットで観られないのは残念だが、公共交通機関利用の日帰りの宿命だ。ステージにステレオラブの6人が登場。大所帯バンドなゆえ、WHITE
STAGE
の舞台は狭苦しい感じ。オープニング曲はアルバム『ミルキー・ナイト』からの“Infinity
Girl”。ここのギタリストのティム・ゲインは、昔富山ローカルで放送してたクイズ番組の『ビバ!
クイズ』の司会をやってた湊
晃氏に似てると思うのは私だけ? ライヴのほうは、アルバム『ミルキー・ナイト』とミニ・アルバム『マイクローブ・ハンターズ』の曲が中心だったかな。10分くらい演奏した“Metronomic
Underground”は圧巻だった。やがて7時になり、後ろ髪を引かれるような思いでWHITE
STAGE を後にする。背後からは『騒音的美学の終焉』からの“Analogue
Rock”が響いてきた。途中、GREEN STAGE
前を横切るとちょうど『おサルさん』(笑)の登場時間で、観客の歓声を浴びながら1曲目の“Live
Like A
Fountain”を演奏し出したところ。そのままシャトルバス乗り場に向かい、バスに乗り込む。帰りのバスにもすんなり乗れて越後湯沢駅に8時くらいに到着。そしたら、私の乗る電車の発車時間、てっきり8時10分頃だったと思ってたら、20:54
発だった...。これならステレオラブをフルセット観てから帰りについても大丈夫だった...。越後湯沢駅
20:54
発の直江津ゆき快速列車に乗り込む。乗車中ほとんど寝てた。やがて直江津駅に着き、ここから富山ゆきの快速列車に乗る。3日前に新潟でBonnie
Pink のライヴを観た際に都合上、滑川駅まで自転車乗って来てたんで、その自転車を回収するため途中の滑川駅で下車。23:38
着。滑川駅から家まで約25
kmを深夜のサイクリング。途中まで順調に走ってたんだけど、あと家まで4
kmというところでタイヤがパンク! 自転車引いて歩いたら1時間もかかるから、チューブがダメになるのも構わず家まで乗って帰る。自宅着は1:30。今年も最後まで『フジ・ロック』的だったよなぁ〜(苦笑)。
【SET LIST】...'00.7.30
苗場スキー場
《ZEBRAHEAD》...GREEN STAGE
1. All I Need
2. Someday
3. Go
4. Jag Off
5. Check
6. I'm Money
. Wannabe (スパイス・ガールズのカヴァー)〜?〜Enter Sandman
(メタリカのカヴァー)
7. Waste Of Mind
8. Playmate Of The Year
9. Feel This Way
10. Get Back
(※多少、曲順が違うかもしれません)
《BUFFALO DAUGHTER》...WHITE STAGE
1. ?
2. Autobacks
3. ?
4. No New Rock
5. ?
6. ?
7. Super Blooper
8. LI303VE
《ELASTICA》...GREEN STAGE
1. Miami Nice
2. How We Wrote Elastica Man
3. KB
4. Annie
5. ?
6. Mad Dog God Dam
7. Line Up
8. Da Da Da
9. 2 : 1
10. Car Song
11. Generator
12. Waking Up
13. Human
14. Stutter
15. Connection
16. My Sex
17. ?
《A PERFECT CIRCLE》...GREEN STAGE
. Renholder
1. The Hollow
2. Magdalena
3. Sleeping Beauty
4. 3 Libras
5. Brena
6. Orestes
7. Thinking Of You
8. Thomas
9. ?
10. Rose
11. Judith
FUJI ROCK FESTIVAL @ Tokyo Bayside Square '98.8.1