ヒロくんのLIVE REPORT '07 PART 9 GO!GO!7188

 GO!GO!7188(以下、GO!GO!)のニュー・アルバム『5 6 9』リリースに伴う全国ツアー、その名も『すごろくツアー』、本来ならば12月16日の新潟公演を観に行くハズが、チケットを持たずに家を出発するという大失態を演じたため見逃してしまった私、新潟公演は諦め、12月18日に行われる金沢・AZホールでのライヴを観に行くことになった。
 金沢AZで彼女たちのライヴを観るのは、これが3回目。フロアにはギッシリ観客が入ってる。開演時間の7時になり、ステージに登場したユウ、アッコ、ターキーの3人。オープニング曲は、新作『5 6 9』からの“ロックスターになったなら”。次の“脳内トラベラー”が終わると、声援を送るファンたちに、「アリガト!」と御礼を言ったアッコ。なおも新作から“アイムラッキーガール”、前作『パレード』からの“スカ”を演奏したところで、M.C.タイム。ファンから「アッコ〜!」、「ターキー!」など次々にメンバーへ声がかかるなか、アッコが「今回のツアーのテーマは『ENJOY』です。『ENJOY』の『Y』!」と両手を掲げるポーズをとると、どっと沸く観客。この観客のリアクションに気を良くしたアッコ、「やっと声が出て来たな。恥ずかしがるなよ、オマエら!」。ここで次の曲を紹介。「真冬だけど、“真夏のダンスホール”」。新作からの先行シングルとしてリリースされた“真夏のダンスホール”をプレイ。次の“3人のブギーマン”では、アッコはアンプの上に乗ってベースを掻きむしるなど、熱いプレイを聴かせてくれた。
 “大人のくすり”、“サンダーガール”...と『鬣』からの人気曲が続き、観客も大いに盛り上がる。ユウがギターを縦に持って、イントロを弾いた曲は“浮舟”。ユウがイントロ弾いただけで「ウワーッ」といった感じでフロア全体が興奮状態に。曲が終わると、「ありがと」と観客に御礼を言ったユウ。次の曲は静かな“眠りの浅瀬”。この日のライヴは曲が終わる度に観客が拍手をしてたけど、この曲のエンディングでターキーがリズムを刻み始め、次の曲の“チェーン”へとつなげてしまったので、曲が終わっても誰も拍手をしなかった(苦笑)。全般的に明るく軽快な作風の『5 6 9』のなかで、ダークな異色曲の“チェーン”に続き、“青い夜”、“世界の車窓から”...と新作からの曲を披露すると、M.C.タイム。まず石川テレビのイメージ・キャラクタ−『石川さん』の話をした後、アッコが「ウチらは『ブサイク』で売ってるんですよ。(中略) 石川県はすごい『ブサイク』が居るじゃないですか! 『残念だけど、コイツには勝てねぇ』と思えるような」などと『APAホテル』の社長の話題を始めたところ、場内バカウケ(爆笑〜!!!)。この日のライヴの前に泊ったホテルは『APA』だったようで、客室に常備してある本『私が社長です。』の話など、『APA』ネタでさんざん観客の笑いを取った(笑)。
 懐かしの“ああ青春”、ライヴ定番の“C7”...と『魚磔』からの2曲が終わると、アッコが「みんな足の毛生えてるか〜〜〜!!!」と叫ぶ。観客がこれに「オ〜〜〜ッ!」と応えてたけど、この日のライヴに参戦してた女性陣はホントに手入れしてないの?(苦笑) 曲は新作『5 6 9』のアタマを飾る“あしのけ”。このB.P.M.の多い曲で盛り上がると、新作からの“マンホール”を演奏。ここから“文具”、“ジェットにんぢん”...と、『GO!GO!クラシックス』ともいえる人気曲を披露。最後の♪ジッタリン・ジン〜!を大合唱するなど、人気曲だけあって大いに盛り上がった。新作からの“小さな爪跡”を演ると、またまたM.C.タイム。ここでユウが『ヤッホー茶漬け』を食べに行った話をすると、場内大ウケ。私は地元民じゃなのでどーゆー店なのか知らないけど、地元では超有名店のよーです(苦笑)。ターキーは金沢での行きつけの店『宇宙軒』に行ったらしく、「『宇宙軒』にGO!GO!のライヴの告知が貼ってあったよ。他はヴィジュアル系のバンドばっかりだったけど」などと言うと、「ウチらもある意味ヴィジュアル系だけど」とアッコが横から茶々。缶ビールを手にするターキーに、1人の女性ファンが「ターキー、缶ビール投げて〜!」と声援を送ったが、ターキーからは「今、噛んだだろ?」、アッコから「せっかく頑張ったのに、残念だな」とあしらわれてた(苦笑)。「ホントに暑いな。最初、おとなしくしてたから手加減してやったのが間違いだった。アルバムの最後に入っている“えそらごと”という曲を演る」などとアッコがMCしてから、“えそらごと”を演り、一旦3人はステージを去った。
 「ブーサイク! ブーサイク!」とファンから『ブサイク・コール』が沸き起こると。やがて、GO!GO!の3人がステージに戻って来た。悪ノリした観客が、「APAホテル〜!」と声をかけたところ、「ウチらに『APAホテル』という声は、恐れ多い。あのひと(『APA』の社長)の足許にも及ばない。次元が違いますね」などと言ったアッコは、心なしかムッとしてた。アッコには「APAホテル」という声かけはしないほうが無難のようだ(苦笑)。3人ともツアーTシャツに着替えていて、「みなさ〜ん、外は寒いですよ。着替えをしなきゃカゼ引きますよ。そこ(物販コーナー)でTシャツ売ってるので。今回は長袖のTシャツも作りました」とツアーTシャツの宣伝に余念のないユウ、さらに「カレンダーも初めて作りました。アッコの入浴シーンも入ってます」とカレンダーの宣伝をすると、観客が「オ〜ッ!」と沸いた。この反応をみて横からアッコが「ちなみに、(私が)入ってるのはジャスミン風呂です」と補足説明。「入浴シーン」という言葉から過剰に期待してしまうけど、実際カレンダーを買って見てみると、問題の写真はちっちゃいので、有り難み(?)はゼロ(苦笑)。
 アッコが「『ブサイク』言ってくれたから」と言って、アンコールとして演奏したのは“こいのうた”。曲が終わると、アッコはアンプの上にあった折り鶴(おそらく、『APA』に宿泊時にもらったもの)を客席に投げ入れ、ユウ、ターキーと共にステージを去った。た。こうして、この日のライヴは終わった。
 新作『5 6 9』の全曲を演奏し、『GO!GO!クラシックス』も披露し、M.C.もオモロかったけど、アルバム『竜舌蘭』の曲完全無視なのがとっても残念な一夜だった。

【SET LIST】...'07.12.18 金沢・AZホール
1. ロックスターになったなら
2. 脳内トラベラー
3. アイムラッキーガール
4. スカ
5. 真夏のダンスホール
6. 3人のブギーマン
7. 大人のくすり
8. サンダーガール
9. 浮舟
10. 眠りの浅瀬
11. チェーン
12. 青い夜
13. 世界の車窓から
14. ああ青春
15. C7
16. あしのけ
17. マンホール
18. 文具
19. ジェットにんぢん
20. 小さな爪跡
21. えそらごと

(encore)
1, こいのうた

GO!GO!7188 live @ Niigata Lots '06.12.23

GO!GO!7188 live @ Kanazawa AZ Hall '06.3.18

GO!GO!7188 live @ Kanazawa Eight Hall '05.1.22

GO!GO!7188 live @ Kanazawa Eight Hall '03.4.5

GO!GO!7188 live @ Kanazawa AZ Hall '02.2.3

GO!GO!7188 live @ Toyama Club Mairo '01.12.6

GO!GO!7188 live @ Kentai Takasaki '01.10.20

GO!GO!7188 live @ KIT POP HILL '01.8.12

GO!GO!7188 live @ Hibiya Yagai-Ongakudo '01.5.19

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