GO!GO!7188(以下、「GO!GO!」)のニュー・アルバム『アンテナ』リリースに伴う全国ツアー、その名も『ヘンテナツアー』を、私の地元・富山のSOUL
POWERで観て来た。富山での公演は、去年の10月に行われた、ライヴを演ったことの無い地域を廻る『おまたせツアー』以来。意外にも早く、アッコたちと富山のみんなとの再会が叶うこととなった。
開演予定時間が18:30ということに気が付かず、19:00開演と思い、18:40頃に会場に着いた私。すでにライヴが始まっており、アッコ、ユウ、そしてターキーはちょうど“ちんとんしゃん”の演奏中だった...。時間的には2曲目か? ステージ奥には、GO!GO!の白字のロゴが入った黒いバック・ドロップが垂らされ、その前にターキーのドラムセットがあり、ステージ向かって右手ではユウがギターを構え、左側ではアッコがベースを弾いてる。ユウとターキーは黒系のTシャツ(もしかして、ターキー・モデルのTシャツ?)を着てて、金髪になっててビックリ!なアッコは、ボンチョを思わせるほどダブダブでカラフルな服を着てた。次の曲は、個人的には新作『アンテナ』のなかで一番ユーモラスだと思ってる“食わずギライ”。この曲では、ユウはステージ中央に設置されてる台(モニター?)に乗って、観客を煽る。この日のライヴではユウとアッコが台に乗って観客を煽ることが多かった。曲が終わると、「富山〜〜〜!!! タオル持ってるか〜〜〜!?」とアッコが観客に叫ぶ。「オ〜〜〜ッ!!!」と返した富山のファン、次に演奏された“脳内トラベラー”ではホントはGO!GO!ロゴの入ったタオルが振り廻されなきゃいけないんだろうけど、元気のいい返事をした割には観客のGO!GO!タオルの所有率は高くはなかったようで、曲の最初のうちはタオルを掲げて廻す客の率は低かった。しかし、それではイカン!とみんな思ったようで、手持ちのタオルやハンカチを頭上に掲げて振り廻し始め、曲の中盤以降にはそれなりの形になり盛り上がった。私も、『ごんぶとツアー』時に購入したバンダナを振り廻した(苦笑)。タオル類(苦笑)を振り廻して大いに盛り上がった後は、M.C.タイム。アッコが「半年前来た時に『どうして今まで富山に行かなかったんだろ?』と思って、また戻って来れて嬉しいです」などと観客に言うと、富山のファンから「おかえり〜!」と温かい声がかかった。ここで披露された曲は、ユウとアッコのヴォーカルの掛け合いが楽しい“飛び跳ねマーチ”。次の曲は“サンダーガール”で、この曲のイントロ鳴らしただけで、ファンが「ウワ〜ッ!」と歓声上げる。ファンに耳馴染みの“サンダーガール”が終わると、アッコが「今日も誰かが嫁に行く〜〜〜!!!」と叫び、“YOMEとして2008”を披露。前回の『おまたせツアー』で充分に練習を積んでるせいか、(「Y.
M. C. A.」ならぬ)「Y. O. M.
E.」のポーズをきっちりこなしてくれた富山のファンに、曲が終わった後に「ありがと〜〜!」と御礼を言ってくれたアッコ。次は、これもイントロをちょっと演っただけで歓声が上がった人気曲“片思いファイター”。曲中、アッコが「はぁ...」とため息をつく部分では、観客の女のコたちも合わせて一緒にため息をついていた(苦笑)。曲が終わると、アッコがベースを『フライングV』に交換し、観客に「コレ、カッコイイでしょ?」と自慢げに『フライングV』を見せつける(苦笑)。『フライングV』のチューニングしながらテキトーにM.C.してたアッコ、やっぱり「チューニングしながらのM.C.には慣れてない」とのことで(苦笑)しばらくM.C.を中断し、チューニングに専念(苦笑)。チューニングが済んだところで、「今回のアルバムのテーマは、メタル」などと『フライングV』を構えたアッコ、高らかに宣言し、「メタルのポーズ、知ってる?」と両手を掲げて、メロイック・サイン(ロニー・ジェイムズ・ディオの得意なポーズとして有名)をする。これをマネた多くのファンが両手を掲げてメロイック・サインを出すなか、「だけど、あたしたちはホントにメタルになったワケじゃなくて、『エセメタル』だからさ。親指立てる」などと言ったアッコが、メロイック・サインから親指を立てたポーズに変えると、ファンもアッコに倣って親指立てた。アッコが「ターキーもツーバスドコドコだよ」などとターキーにフると、ターキーが急にドラムを激しく叩き出し、アッコの言う通り「ツーバスドコドコ」し出す。そして、うわ言のように(苦笑)「オレの股間と勝負だ」と連呼する(苦笑)。ライヴ終了後にターキーのドラムセットをみたところいつもどおりワン・バスで、この時はツー・ペダルで対応してたようだ。ターキーの「ツーバスドコドコ」で始まった『エセメタル』な曲“on
the
まゆ毛〜切りすぎて〜”を演奏すると、アッコは『フライングV』をフツウのベースに交換。せっかくの『フライングV』、もっと使ってよ(苦笑)。「富山ーーー! 足の毛生えてるかぁ〜〜〜!!!」とアッコが絶叫。ここで演奏されたのは、当然“あしのけ”。ファンがこの曲で大いに盛り上がったところで、アッコが「ターキーの股間と勝負コーナーでした」などと言って『エセメタル』のコーナーの終わりを宣言。これを聞いて「(ターキーの股間は)言うほどたいしたことなかったりして」と観客から茶々が入った(苦笑)。ここで、ユウの拙いM.C.コーナー(苦笑)。ユウが話すには「得意なことは、他人に迷惑かけること」だそうで、この日の前の公演地の千葉で「ターキー・デザインのTシャツを落として来ました」とのこと。話すべき内容が枯渇してしまったのか、ユウのM.C.コーナーはすぐに終わってしまい、ユウからM.C.のバトン・タッチを受けたアッコ(助け舟を出したとも言う...苦笑)が「久しぶりに演る曲を演ります」などと言って演奏開始した曲は、アルバム『竜舌蘭』収録の“千日紅”!!! ここ最近私が観たGO!GO!のライヴではアルバム『竜舌蘭』の曲は無視されており、ライヴ終了後に書くアンケートにはいつも「『竜舌蘭』の曲演ってよ! ♪ねぇ聞いてよ赤いポンポン〜...とか」と記入して提出してた。その♪ねぇ聞いてよ赤いポンポン〜...が目の前で披露されてるものだから、大興奮状態となった私。「アッコたちが私のアンケート読んで、私のためにこの曲を演ってくれたんだぁ〜」とマジで思った(苦笑)。私は大興奮だったけど、ここ数年のうちにGO!GO!のファンになったキッズたちには馴染みが無い曲なのか、残念ながらフロア全体の盛り上がりはイマイチだったけど...。
前回の『おまたせツアー』でも演った“ハモリエヴリデイ”、CDでは間奏部分でカズーを♪ブ〜ブ〜ブ〜ブブブブッブ〜...と吹いてるように聴こえるので、ライヴでも再現を期待してたけど、再現はなかった(苦笑)。“ハモリエヴリデイ”が終わると、アッコが「(故郷の)鹿児島についての曲、作りました」と曲紹介。「もしかしたら、久しぶりに“種”や“ポラロイド”が聴けるのかも?」と期待したけど、実際に披露された曲は新作唯一のバラード調の曲“満天の星
春の庭”。前回の『おまたせツアー』で披露済みで、新作からの先行シングルともなった“ふたしかたしか”を演ると、アッコが「ターキーの歌聴きたいか? さっき(“on
the
まゆ毛〜切りすぎて〜”)の変なシャウトは別にして(苦笑)。ターキーの『ロケンロール』を聴きたいか?」という感じで観客に訊く。すると、ターキーも「歌ってもいいですかぁ〜〜〜? オレの『ロケンロール』を聴きたいかぁ〜〜〜?」と観客に訊いてくる。ファンたちが「ウォー!!!」といったリアクションを返すと、これまた前回の『おまたせツアー』でも演ったターキーがヴォーカルをとる“ばりぶり”(シングル“ふたしかたしか”カップリング)を演奏。観客がターキーの『ロケンロール』の余韻に浸る間もなく、新作からの“コミュニケーションギャップ”を演り、曲が終わると、アッコが「“ロック”!」と叫ぶ。GO!GO!のライヴの定番ともいえる“ロック”がここでプレイされた。曲が終わるとアッコが「ありがと〜〜〜!!!」と言うものだから、この日のライヴはここで終わりか?と一瞬思ったけど、ライヴはまだまだ続き、ここで新作のタイトル曲“アンテナ”を演奏。曲が終わると、アッコが「何度も言ってるけど、半年も経たないうちに戻って来れて、ホント、ありがとう」と富山のファンに御礼を言い、富山のファンが熱いせい(ハコが狭いせい?...苦笑)で「今年最初の酸欠になりました」などとファンに報告。「苦しい?」とファンからの声に、「いや、ちょっとフラフラするのって気持ちいいじゃん」などと強がってみせたアッコ。「今回のアルバム、ライヴで演ったら楽しい曲ばかりだなと思ってて、実際ライヴ演ってみたらすごく楽しい」などと話してたアッコが「次が最後の曲です」と言うと、フロアを埋めるファンが「エ"エ"〜〜〜ッ!!!」とお約束のリアクションを返す。ここで披露された曲は、GO!GO!の3人が交代でリード・ヴォーカルをとる“雨の日だけの恋”。ターキーが作曲を手掛けたこの曲、アッコの曲紹介では「初のターキー作曲の曲」となってたけど、あれ?
“地中海”は?(苦笑) 曲の終わりの♪パッパッパッパ〜パッパッパ〜...のパートでは、ファンが手を掲げ、曲に合わせて左右に振って大いに盛り、曲が終わると、アッコたちはファンに御礼を言ってステージを去った。
「ブ〜サイク! ブ〜サイク!」と、GO!GO!のライヴのアンコール時のお約束となってる『ブサイクコール』をファンが始めると、ツアーTシャツに着替えてステ−ジに戻って来た3人。自分たちが着てるツアーTシャツや、バック・ドロップに書かれてるのと同じバンド・ロゴの入ったタオルなどのグッズの宣伝を済ませてから、アッコが「『ブサイク』言ってくれたから、1曲演ります」などと言い、披露したのは“浮舟”。「必殺技」ともいえるキラー・チューンを披露し、ファンを大いに盛り上げたところでGO!GO!の3人はアッケなくスタージを去った。アンコールではもっと曲を演ってくれると思ったのにぃ〜!
終電や終バス時間の早い地方ならではの事情に配慮したのか、M.C.も短かめで8時半には終わったコンパクトなライヴ。新作収録の曲のうち、“地球最後の日”だけ聴いていないので、私が聴き逃したライヴ1曲目は、おそらくこの曲だろう。「今回のツアーが決まった時、富山には絶対行きたいと思ってて、すぐに(日程を)決めた」とアッコが言ってたけど、次のツアーでもまた富山へ会いに来てくれるだろうか? それにしても、定番中の定番である“C7”や“文具”がセットから落ちる日が来るとは思わなかった(苦笑)。
【SET LIST】...'09.3.10 富山・SOUL
POWER
1. 地球最後の日
2. ちんとんしゃん
3. 食わずギライ
4. 脳内トラベラー
5. 飛び跳ねマーチ
6. サンダーガール
7. YOMEとして2008
8. 片思いファイター
9. on the まゆ毛〜切りすぎて〜
10. あしのけ
11. 千日紅
12. ハモリエヴリデイ
13. 満天の星 春の庭
14. ふたしかたしか
15. ばりぶり
16. コミュニケーションギャップ
17. ロック
18. アンテナ
19. 雨の日だけの恋
(encore)
1. 浮舟
GO!GO!7188 live @ Kanazawa AZ Hall '07.12.18
GO!GO!7188 live @ Niigata Lots '06.12.23
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