今年でデビュー10周年となるGO!GO!7188(以下、GO!GO!)の8枚目のアルバム『Go!GO!!GO!!Go!』リリースに伴う『Go!GO!!GO!!Go!
Tour』を金沢で観て来た。
ここ最近、GO!GO!のライヴではチケット持ってくのを忘れたり、開演時間に間に合わなかったり...と失態続きだった私、今回はチケットをしっかり持って、開演時間の30分前には会場の金沢AZホールに到着。今回はステージ向かって右側5〜6列目あたりで開演を待つ。開演予定時間の7時を5分ほど過ぎると、フロアの灯りが消え、会場内に流れてたB.G.M.が新作のオープニングS.E.の「Go!GO!!GO!!Go!〜Go!GO!!GO!!Go!〜」の声援に変わる。観客もこの声に合わせて「Go!GO!!GO!!Go!〜」と声援を送ると、ステージ向かって左側の袖からGO!GO!の3人が登場。アッコはベースを構えると、人指し指を立てた右腕を高く掲げ、「金沢〜〜〜!!!」と叫ぶ。オープニング曲は新作と同じく“エオエオエ”。「Go!GO!!GO!!Go!〜」の声援で演奏前からテンション上がってた観客はそのまま曲に合わせて腕を振り上げて大いに盛り上がってたが、曲の間奏部のギター・ソロにかかる前でアッコが「ギター〜!!」と叫んでモニターの上に乗り、これにつられる形でユウもモニターの上に乗ったので、火に油を注いだかのように観客がますます盛り上がる。次の曲は、アルバムと同じ流れで“リフレイン
リフレイン”。ステージ向かって左に金髪で新作ジャケットと同じ口の絵がプリントされた黄色いタンクトップにダボダボのジーンズ履いたベースのアッコが居て、ステージ向かって右にはブルーのTシャツにジーンズのショートパンツに黒タイツ姿のユウが居る。ステージ奥では白のプリントTシャツ姿のターキーがタイコを叩きまくってる。3曲目は、イントロ演っただけで観客が沸いた“サンダーガール”。この曲が終わると、「金沢〜!!! 『Go!GO!!GO!!Go!
Tour』へようこそ〜!」などとアッコがM.C.。すでに汗ダクの一部のファンに「まだまだ始まったばかりだよ」とさらなる覚悟を求めると(苦笑)、“最後の晩餐”へ。2nd『魚磔』収録の“とかげ3号”の続編(苦笑)“耳たぶ2号”を演ると、アッコが「サンキュ!」と観客に御礼を言う。続いて“シュガー&スパイス”をプレイした後、アッコが「今回、彼女に起こった悲劇」などと曲紹介し始めた。「前回(アルバム『アンテナ』)では前髪を切り過ぎ、その前(アルバム『569』)は足の毛を剃り忘れ...」と語れば、ファンの誰もが“くつしたの穴〜あしのけちゃんと剃ったのに〜”を演ると分かる(苦笑)。「金沢〜〜〜!!! 靴下履いてるかぁ〜〜〜!!!」とのアッコの叫びに観客が「オ〜〜〜!!!」と返すと、「靴下に穴が開くまで踊りまくれ〜〜〜!!!」などとアッコが絶叫。そうして演奏始まった“くつしたの穴”は観客が腕を振り上げ、飛び跳ねて大いに盛り上がった。が、アッコの目論みどおりみんなの靴下に穴が開いたかは疑問。少なくとも、私は靴下に穴は開かなかった(苦笑)。“くつしたの穴”の余韻が醒めやらぬうちにターキーが(ダブルペダルで?)バスドラムをドコドコ演り始める。アッコが「“on
the
まゆ毛”〜!!!」などとまた絶叫して曲紹介したようだけど、うるさ過ぎてよく聴き取れない(苦笑)。前髪を切り過ぎた悲劇を歌った“on
the
まゆ毛〜切りすぎて〜”の次は、当然(?)の流れで“あしのけ”へ。「まだまだいけるか〜〜〜?」と訊いた後、いつものようにアッコが「金沢〜〜〜!!! 足の毛剃ってるか〜〜〜!!!」と絶叫し、ユウが自分のギターのみをバックに“あしのけ”を歌い始めたんだけど、ここしばらく演奏が凄まじかったり、歓声や拍手が凄かったりしてここまで音数が少なくなったことはなかった(苦笑)。しかし、それも長くは続かず、すぐにアッコとターキーが音を重ねて来たため、元のラウドさに逆戻り(苦笑)。『彼女の悲劇3部作』(と、勝手に命名)が順番に披露し終わると、新作からの“毒リンゴ”をプレイ。この曲が終わると、「ありがと」と観客に御礼を言ったアッコ。『彼女の悲劇3部作』の後は観客にとっては中休みの時間となるような、“楽園のおはなし”や、“こいのうた”part
2ともいえる“バラード”が順に演奏された。
“バラード”を演り終わると、ユウが観客に「ありがとう」と御礼を言って、M.C.を始め、「『iPad』買ったひと、居ますか?」とユウが観客に訊く。横で聞いてたアッコからの「突然何を訊き始めるの?」的なツッコミに、アッケラカンと「調査です」というユウ。会場内には『iPad』をgetした観客は居なかったのをみてユウは「ショップ店頭で触らせてもらったんですよ。そしたら...要らないなぁ...。ハッキリ言うと、買いません」などと『iPad』不買宣言(苦笑)。続いて、地元放送局『石川テレビ』のマスコット・キャラクター『石川さん』の話題に。ユウは『石川さん』の大ファンであり、『石川テレビ』の自社制作音楽番組『MUSIC
ROOM N-18』に出演するため『石川テレビ』を訪問した際には、『石川さん』のヅラまで被らせてもらったとのこと(苦笑)。アッコが「『石川さん』が大好きなユウでした〜」とユウのM.C.タイムを締めると、今度はターキーのM.C.の番。「オレも調査していい?」と、ユウのM.C.に便乗した形でターキーが観客に訊いたのは「『mixi』やってるひと〜? ブログやってるひと〜? 『Twitter』やってるひと〜?」と次々と観客に手を挙げさせる。ブログ等などに精を出してることについて、ターキーは「世界とオレはつながってる」という感触がイイとのこと。観客には「みんな、(ネット上で)オレを捜して下さい」とお願いすると、アッコからは「世界の中心とつながっていたい、寂しがりやのターキーでした〜!」などと紹介を受けた。最後はアッコのM.C.の番。「昨日、私初めて金沢の街のなかをゆっくり歩いてみたんですよ」などと語り始めるアッコ。過去何回も金沢にライヴしに来てるのにゆっくり街のなかを歩いて廻ったことがなかったのは、ツアーで金沢に演奏しに来るのがことごとく12月〜3月の寒い時期に集中し、鹿児島育ちで寒いのが苦手なアッコは雪なんか降ってる金沢の街のなかを歩いて廻る気にはなれなかったから。今回、初めてイイ季節に金沢にライヴに来て、ようやく街のなかを歩いてみる気になったとのこと。で、金沢の街をイロイロ廻ってみて見つけたのが「市役所の裏の、汚いドブ沿いにある『つぼみ』というお店(甘味処)」。この店の店内の雰囲気も、店で食したくず餅もアッコは気に入ったようで、ファンがライヴに来て日々の仕事や勉強のこととか悩みとかを忘れて頭のなかが真っ白になるように、アッコもこの店で全て忘れて真っ白になれたそうで、フツウなら食事のため店に入っても食べ終わったらさっさと店を出てしまうのに、居心地の良さに長居してしまい、危うくライヴしに来たことを忘れてしまいそうになったとのこと。甘味処『つぼみ』の良さを長々と力説するアッコを不思議なモノをみるような目つきでみてたユウの視線に気付き、アッコが「今の目つき、何?」とユウを質すと、ユウは「なんでもないですよ」てな感じでごまかす。「(ユウの)今の目つき、凄かったよねぇ?」などと観客に同意を求め、あくまで追及を続けるアッコに、「そんなこと無いですよ」などと躱すユウ(苦笑)、「甘味処で癒されたアッコです」といった感じでアッコを紹介し、メンバー三者三様のM.C.タイムが終了。これから後半戦に入ることを宣言したアッコがターキーを指差し、「みんな、こいつの歌聴きたくないですか? こいつの歌うブギ聴きたくないですか?」と訊く。観客が当然のように賛意を示すと、ターキーがリード・ヴォーカルをとる新作のボーナストラック(苦笑)“365連休ブギ”が披露され、多くのファンが♪なんだってんだ〜!...と合唱し、腕を振り上げる。ターキー・メインのこの曲が終わると、ユウが奏で始めたギターのイントロにファンから歓声が上がる。“浮舟”だ。ファンが大いに盛り上がった“浮舟”に続き、新作から“まやかしの世界”を演ると、珍しく、ターキーがマイクを握り、「金沢〜〜〜!!! オマエら、いいか(この後、よく聴き取れず)思いっきり声上げろ!」などと観客に指示を出す。アッコのヴォーカルから始まる“ええじゃないか”を披露。この曲が大いに盛り上がって終わると、アッコが「“アンテナ”〜!」と曲紹介して前作のタイトル曲を演ったところで、アッコからM.C.。前回のアルバムに伴う『ヘンテナツアー』で初めてメンバーの健康問題で一部公演の延期を経験したGO!GO!。ある日突然ライヴ演っちゃダメってことになり、ライヴ演りたくても演れない日が続き、自分たちを見つめ直すことが出来る機会になったとのこと。その休養中、改めて気付いたのが自分たちはライヴが好きだってことで、これからも作った曲持ってライヴに来るから、応援よろしく!...というようなことを語り、「デビュー前に(ユウと)2人で作った大切な曲で、ようやくみんなに聴いてもらえる機会が出来ました。“Nothing2”」などと曲紹介し、この曲を演奏すると、3人はステージを去った。
ファンからのアンコール要求は、いつものブサイク・コールでは無く、オープニングと同じ「Go!GO!!GO!!Go!〜」コール。ステージに戻って来たユウとターキーはアルバム・ジャケットがプリントされたツアーTシャツに着替えてる。アッコは元々アルバム・ジャケットがプリントされたタンクトップなので着替え無し(苦笑)。「鬱陶しいくらい口(のプリント)が入ってます」などとツアー・グッズの宣伝をひと通り終えたアッコから「今日、この場しか歌えない今日の歌を歌おう!」などと曲紹介があり、新作から唯一まだプレイされていなかった“今日の歌”を演奏。この曲が終わると、アッコが「もう一丁!」と言って、『ヘンテナツアー』ではセットから落ちてた“C7”へ。この“C7”で観客が大いに盛り上がると、この日のライヴはお終い。アッコがファンに御礼を言うのはいつものこととして、今回はターキーが最後ひとりだけステージに残り、金沢のファンにイロイロ声かけてた。
今回の新作『Go!!GO!GO!Go!!』はGO!GO!の過去最高となる14曲入り。ここから全曲演るとなると必然的に過去の作品からの曲が少なくなるのは仕方ないとしても、演奏されるのは3rd『鬣』までの曲が多く、4th『竜舌蘭』以降の曲がなかなかライヴの定番化してこないところがGO!GO!の今の課題だと考えてるけど、そのようななか『彼女の悲劇3部作』が今後定番化し、シリーズに連なる曲が今後も増えてくのか、興味あるところです。
【SET LIST】...'10.7.1
金沢・AZホール
1. エオエオエ
2. リフレイン リフレイン
3. サンダーガール
4. 最後の晩餐
5. 耳たぶ2号
6. シュガー&スパイス
7. くちしたの穴〜あしのけちゃんと剃ったのに〜
8. on the まゆ毛〜切りすぎて〜
9. あしのけ
10. 毒リンゴ
11.楽園のおはなし
12. バラード
13. 365連休ブギ
14. 浮舟
15. まやかしの世界
16. ええじゃないか
17. アンテナ
18. Nothing2
(encore)
1. 今日の歌
2. C7
GO!GO!7188 live @ Toyama Soul Power '08.10.13
GO!GO!7188 live @ Kanazawa AZ Hall '07.12.18
GO!GO!7188 live @ Niigata Lots '06.12.23
GO!GO!7188 live @ Kanazawa AZ Hall '06.3.18
GO!GO!7188 live @ Kanazawa Eight Hall '05.1.22
GO!GO!7188 live @ Kanazawa Eight Hall '03.4.5
GO!GO!7188 live @ Kanazawa AZ Hall '02.2.3
GO!GO!7188 live @ Toyama Club Mairo '01.12.6
GO!GO!7188 live @ Kentai Takasaki '01.10.20
GO!GO!7188 live @ KIT POP HILL '01.8.12