BADLY
DRAWN BOY--About A Boy
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(国内盤 : トイズ
TFCK-87282)
映画『About A
Boy』のサウンドトラックということになってるけど、サウンドトラック色は薄く、バッドリー・ドローン・ボーイの純然たる新譜として聴けるアルバム。ドラム・プログラミングやシンセ類を使ってる楽曲もあるけど、基本的にはアコースティックな音色を重視した英国らしいポップ・ソング集。ちょっと、青臭く、甘酸っぱいところもある。これを聴いて、バイクライドなど、アメリカの『Parasol』レーべル所属アーティストの音を思い出した(笑)。この手のギターポップが好きなひとにオススメ!
R.I.Y.L. :
Artists of 『PARASOL』 label
(2002.7.31)
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BAD
RELIGION--The Process Of Belief
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(国内盤 : EPIC
EICP-6)
『Epitaph』レーベル社長業に専念するため'94年の『ストレンジャー・ザン・フィクション』を最後にバンドを離れてたMr.
ブレットが4作ぶりにレコーディング・メンバーとしてバンドに復帰! Mr.
ブレット不在時の『ザ・グレイ・レイス』から彼らのファンになった私にとって、「Mr.
ブレットが居なかったここ数作はバッド・レリジョンらしくなかった」という意見はあまり面白くないんだけど(苦笑)、これだけの充実作を聴かされると納得するしかない。確かにここ数作から消えてたファストなナンバーがかなり復権してるし、オープニングの“Supersonic”から全快、レゲエふうに始まってパンクに展開してく“Sorrow”、個人的にはアルバムのなかで一番メロが寂し気だと思う“The
Lie”(“Epiphany”もイイね!)、SEが入って凝ったつくりの“Bored
& Extremely
Dangerous”...などなど、ファストなパンク・サウンドにどこか寂し気なメロディーが乗るいつもながらのバッド・レリジョンの男臭い世界が堪能出来る。→バッド・レリジョンの過去の作品についてはこちら
R.I.Y.L. : THE
OFFSPRING『Ixnay On The Hombre』、PENNYWISE
(2002.2.28)
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BAD
RELIGION--New Maps Of Hell
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(国内盤 :
ソニーEICP-600)
『メロコアの帝王』という異名をとるバッド・レリジョンの3年ぶりの14thアルバム。アルバムのリリース間隔が3年も開くのは彼らのキャリアにおいては初めてのこと。この間、リード・ヴォーカリストのグレッグ・グラフィン(以下、グレッグ・G)はパンクのカケラすら感じられないフォーキィなソロ・アルバムをリリースするなど、メンバー全員気分をリフレッシュさせてからアルバムの制作に臨んだのか、前作『エンパイア・ストライクス・ファースト』で感じたような閉塞感は無い。そもそも前作『エンパイア・ストライクス・ファースト』は泥沼化するイラク戦争を推し進めたブッシュ政権批判を主題に置き、「まず思想ありき」の頭でっかちなアルバムだった感は否めず、オープニングの賛美歌ふうのコーラスにも随分違和感があったものだった。このアルバムでは、ファンが求める『バッド・レリジョン像』に応えるようなサウンドを呈示しており、前作のような「えっ、バッド・レリジョンがこんなことをやっちゃうの?」的な違和感を覚える箇所は殆ど無い。『ノウ・サブスタンス』以降、曲のテンポが遅くなる傾向が顕著だったけど、このアルバムでは速さが戻り、グレッグ・GとMr.
ブレットが書くメロディーも彼ららしいうらぶれた感じのする哀愁を感じさせるモノ。グレッグ・Gのオッサンならではの人生の深みを感じさせる味わいのあるシブい歌声、「oozin'
ahhs」(バック・コーラス)の入れ方と効果も彼らならではで、彼らのファンでこのアルバムに不満を抱くひとは少ないだろう。ライヴでファンたちの「requiem!」という咆哮が会場に響き渡りそうな“Requiem
For
Dissent”など、ライヴ映えする曲を多数収録。個人的には、“Lost
Pilgrim”が一番気に入ってます。
ちなみに、日本盤ボーナス・トラックは過去の名曲2曲(“
Sorrow”と“God
Song”)のアコースティック・ヴァージョン。グレッグ・Gのソロ・アルバムのアウト・テイクでしょーか?(苦笑)
R.I.Y.L. : 『The
Process Of Belief』, 『Recipe For Hate』
(2007.7.31掲載予定分を2007.12.4に掲載)
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BEAT
CRUSADERS--MUSICRUSADERS
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(国内盤 : DefSTAR
Records EFCL-1222)
お面をかぶった日本のメロコア/パワーポップ・バンド・BEAT
CRUSADERSが放つカヴァー企画盤。リーダーのヒダカトオル氏は『FM
802』でD.J.を務め、名曲コンピレーション・アルバムをリリースしたり...と、洋の東西、新旧を問わず名曲の数々の普及活動に勤しまれておりますが、そんな彼らが放つだけあってコダワリがうかがえる選曲となっています。ちなみに、私はジグソーの“Sky
High”のカヴァーが目当てで買ったんだけど(爆笑〜!!!)、他のカヴァーのほうがよっぽどウケた(笑)。パンキッシュな高速ビートで原曲のアレンジを壊したXTCの“The
Dissapointed”、ABBAの“Dancing
Queen”、フィル・コリンズの“Against All
Odds”(“見つめて欲しい”)、逆に原曲のイメージをそのまま温存したハワード・ジョーンズの“New
Song”、ザ・ラーズの“There She Goes”の対比も面白い。
ちなみに、私が一番気に入った曲は、ラストに収められてる“Reality”。ソフィー・マルソーの初出演映画『ラ・ブーム』(日本公開1982年)の主題歌で、“愛のファンタジー”って邦題で、リチャード・サンダーソンってひとが歌ってたんだけど、今や殆どのひとが忘れてしまい話題にものぼらなくなってる。私もこのアルバム聴くまでそんな曲のことなどすっかり忘れていた。「この曲を取り上げてくれてありがとう。原曲を壊さないアレンジをありがとう!」とお礼を言いたくなった(笑)。
R.I.Y.L. :
WEEZER, NICOTINE
(2005.10.31)
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THE
B-52'S--Funplex
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(国内盤 : EMI
TOCP-66762)
1992年のアルバム『グッド・スタッフ』以来16年ぶり(!)となるB-52's(以下、B's)のオリジナル作。前作では不参加だったシンディ・ウィルソンも復帰し、実質再結成ともいえる復活作。
彼らがスタジオ録音作をリリースするのは、映画『フリントストーン/モダン石器時代』(1994年)に「The
B.C.-52's」名義で曲を提供して以来のこと。その間、フレッド・シュナイダーがソロをリリース(1996年)したり、ケイト・ピアソンが(何故か)当時JUDY
AND
MARYのYUKIやミック・カーンらと結成したNiNa(1999年)で活動したり...と、個人の活動状況は伝わって来たものの、肝心のB'sとしての活動についてはほとんど情報がないまま歳月だけが過ぎていった。もうB'sは解散したものと思ってた時に、突然復活作がリリースされビックリ!(「ほとんど情報がない」というのは私の情報不足で、実際にはベスト・アルバムのリリースとそれに伴うツアーをみっちりやってたみたいです...苦笑) で、肝心の内容はというと...16年前と殆ど変わっていない(苦笑)。かつて「ニュー・ウェイヴ」と呼ばれた打ち込み主体のお気楽なシンセポップに、豪快な姉御なケイト・ピアソン、無気味男のフレッド・シュナイダー、そして2人に比べるとかなり「フツウのひと」なシンディ・ウィルソン...この三者三様のキャラクターが掛け合い漫才やってるかのようなヴォーカルが乗るというスタイルは、彼らの全盛期そのまんま。変わってるのは、すっかり老けたアチ写だけ(?...笑) ただ、ホントに昔のまんまだったら当然感じるハズの古さを殆ど感じないところからすると、微妙にアップデイトされてるみたいです(苦笑)。
R.I.Y.L. : DEVO,
THE GO! TEAM
(2008.7.1)
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THE BLAKE
BABIES--God Bless The Blake Babies
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(国内盤 :
メルダック MECI-2001)
ジュリアナ・ハットフィールド、ジョン・P・ストローム、そしてフリーダ・ボナー(ラヴ・スミス)が10年振りに揃ってレコーディングした何かと話題のの『同窓会』アルバム。オープニングの“Disappear”のギターイントロから名盤の雰囲気。爽やかな“What
Did I
Do”などの曲で聴かれる暖かみは、10年前までの彼女たちの音には希薄だったモノ。この暖かみこそ、彼女たちが10年間別々の道を歩みながらも音楽活動続けて得たモノだと、私は思う。ジュリアナ、ジョン、そしてフリーダの3人の音楽キャリアの集大成こそがこの作品! “Brian
Damage”では、おなじみイヴァン・ダンドゥ(レモンヘッズ)がヴォーカルで友情出演(笑)。
R.I.Y.L. :
Juliana Hatfield, John P. Strohm, THE MYSTERIES OF LIFE,
THE SUNDAYS, Mary Lou Lord
(2001.4.30)
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BLOC
PARTY--A Weekend In The City
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(国内盤 : V2
V2CP-320)
英国・ロンドン出身の4人組、ブロック・パーティーの2nd。
音楽雑誌などをみる限り、彼らの音楽は、フランツ・フェルディナンドやザ・フューチャーヘッズなどの新しいU.K.ロックのムーヴメントの一連の流れの位置付けを語られることが多いようだけど、実際に彼らの音楽を聴いて真っ先にアタマに思い浮かんだのは前述したような21世紀のバンドじゃなくて、'80年代アタマに『ニュー・ウェイヴ』とか『ニュー・ロマンテック』と呼ばれたひとたち。曲によってはアタマに思い浮かべるバンドは異なるけど、シンプル・マインズやスパンダー・バレエやザ・キュアー...といったあたりが25年くらい前に出してたサウンドと同じような匂いがします。U.K.ロックらしい湿り気もたっぷりで、どこかしら耽美的な香りも漂ってる。こーゆー音楽を聴くと、「時代が一回転し(て、同じような音楽が再興し)たんだなぁ〜」と感慨にふけってしまいます(苦笑)。個人的には、このアルバムで聴けるサウンド、かなり気に入ってます。
R.I.Y.L. :
SIMPLE MINDS, SPANDAU BALLET, THE CURE, SUEDE, THE
FUTUREHEADS
(2007.3.31掲載予定分を2007.11.15に掲載)
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BONNIE
PINK--Just a Girl
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(国内盤 :
イーストウエスト AMCN-4565)
イーストウエストにレコード会社を移籍して新たな第一歩を踏み出した前作『Let
go』のミョーに落ち着いた作風はファンの間でも賛否が分かれたようですけど、また新たな扉を開いたこの新作は文句付ける者は居ないでしょう! リズムがクセになる“Thinking
Of
You”、ドラマティックな“再生”。今までありそうで無かったアップテンポなポップ・ナンバー“僕じゃなかったら”(個人的にはベスト)。そして、しっとりと聴かせる“眠れない夜”...今までのどのアルバムよりも楽曲のヴァリエーションに富んでるかも。前作『Let
go』でのもやもやも吹き飛ばす快作!
R.I.Y.L. :
岡北有由, GLOSS(笑)
(2001.11.10)
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BONNIE
PINK--Thinking Out Loud
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(国内盤 : ワーナー
WRZL-30060/61)
スウェーデンで録音されたBONNIE
PINKの9枚目のオリジナル・アルバム。
一昨年はデビュー10年を記念するイヴェント、昨年は“A
Perfect
Sky”の大ヒット、ベスト盤のリリース、紅白歌合戦の出演(笑)などと精力的な活動が続いたためか、オリジナル・アルバムのリリース間隔が2年も開いたけど、相変わらず上質なポップ・ソングを披露してる。
基本的には7th『Even
So』以降の路線の延長線上の作風だけど、曲によっては過去にリリースされた作品を思わせるエッセンスを感じさせるところもある。
春らしい暖かさを感じる“Gimme A
Beat”、ポジティヴで溌溂とした“Burning
Inside”、メランコリーな“慰みブルー”、4th『Let
go』の頃のサウンドを彷佛とさせる“Lullaby”、シングルにもなったバラード“Water
Me”、夏らしい爽快感のある“Catch The Sun”と“Anything For
You”など聴きどころ多し。
アルバムタイトルの由来となった“Broken hearts, city rights
and me iust thinking out
loud”は彼女にしては音数が少なく、空間のひろがりを感じさせるシンプルな異色曲。大ヒット曲“A
Perfect
Sky”のストリングス・ヴァージョンでの再収録は、蛇足のような気も...。
R.I.Y.L. :
『Heaven's Kitchen』, 『Even So』
(2007.10.2)
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Buffalo
Daughter--“I”
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(国内盤 : 東芝EMI
TOCP-65914)
ビースティ・ボーイズのマイク・Dが主宰する『Grand
Royal』レーベルから、日本を代表するアーティストとして作品をリリースし、時代の寵児ともいえる存在になっていた前作『ニュー・ロック』リリース時('98年)から状況は一変。2000年の『フジロック』出演時に披露した曲などをレコーディングしたテイクはオクラ入り(ボツ)になり、所属していた『Grand
Royal』レーベルも閉鎖。彼女たちにおもいっきり逆風が吹くなか久々にリリースされたこの作品は、ノイ!などユーロロックに寄り過ぎた前作とうって変わって、『キャプテン・ヴァイパー・アスリーツ』の頃のロッキンしたゴッタ煮感覚が戻ってきてる。“Volcanic
Girl”はその典型。以前ほどエレクトロニクスに依存した感じはなく、ギターが前に出た印象が強い。前作『ニュー・ロック』では大野サン(b.、synthe.)がジャケ写だったけど、本作ではシュガー吉永(g.)がジャケットになってるのもその現れか?(笑) 彼女たちの代表曲“LI303VE”のような大作にして怪作(笑)は無く、一般にも理解され易いようなコンパクトな楽曲が増えた。
R.I.Y.L. :
相変わらず『現在地球上に存在する貧弱な音楽用語では解析不能』な音楽を演っているため、比較対象は思い浮かびません!(笑)...が、あえて名前出すなら、CIBO
MATTO
(2002.1.31)
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BUILT TO
SPILL--Ancient Melodies Of The Future
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(import : Warner
Bros.9 47954-2)
ビルト・トゥ・スピル待望のメジャー3作目。前作『キープ・イット・ライク・ア・シークレット』では“Center
Of The
Unverse”に代表されるようなポップな作風だったけど、本作では“Center
〜”ほどポップな楽曲は見当たらず、かといってメジャー1作目『パーフェクト・フロム・ナウ・オン』ほどの「いかがわしさ」も感じられない。何か先鋭的なモノを期待してると肩透かしを喰らうかもしれないけど、ペリー・ファレルふうのダグのヴォーカルも、独特のサイケ風味と伴ったギターも健在。このバンドは、ダグのヴォーカルとサイケ・ギターがあればそれでいいのだ!!!(笑)
R.I.Y.L. :
MODEST MOUSE, SUNNY DAY REAL ESTATE
(2001.9.2)
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BUILT TO
SPILL--You In Reverse
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(import : Warner
Bros. 49363-2)
U. S.
インディー・ギター・ロック界の重鎮(?)ビルト・トゥ・スピルが、2001年の『Ancient
Melodies Of The
Future』以来5年ぶりに放つニュー・アルバム。
5年のブランクは、今の動きの目まぐるしいミュージック・シーンにあっては「期待の新作」とか「待ちに待ったニュー・アルバム」などと言う言葉すら出て来なくなるほどの期間であり、彼らの不在の間、同じようなサウンドを出すモデスト・マウスが全米チャートで大ブレイクを果たしたせいか、ますます「ビルト・トゥ・スピル」という存在は(少なくとも私のなかでは)薄れていった。この新作も、聴くまではあまり期待してなかったんだけど、1曲目の8分を超える大作“Goin'
Against Your
Mind”での昔と変わらぬ彼ら独特の乾いたギター・サウンドを耳にし、「ああっ、ビルト・トゥ・スピルだぁ〜〜〜」と、彼らの音楽に魅せられた7〜8年前の感覚を思い出してしまった。
とは言いつつ、この作品で一番気に入ったのは、ビルト・トゥ・スピルらしいギターが聴ける“Goin'
Against Your Mind”や“Liar”、“Wherever You
Go”などではなく、どこか翳りのある“Traces”、ゲスト参加のクワージのサム・クームスがオルガンをフィーチュアした“Conventional
Wisdom”、中盤以降の展開がザ・ヴェンチャーズを思わせる(???)“Mess
With
Time”など「新機軸」といえる曲だったりして...(苦笑)。勿論、彼らの「十八番」な、爽快感あふれるポップな“Conventional
Wisdom”もイイ。
5年間の長い眠りから覚めても、「U. S.
インディー・ギター・ロック界の重鎮」らしい貫禄の1枚! U.
S.インディーズ好きにオススメ!
R.I.Y.L. :
MODEST MOUSE, PAVEMENT, GUIDED BY VOICES
(2006.5.31)
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BULLET FOR
MY VALENTINE--The Poison
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(国内盤 : BMG
BVCQ-21064)
ヘヴィー・メタル/ハード・ロック(HM/HR)専門誌『BURRN!』の2005年度読者人気投票にて最優秀新人部門のトップに輝いた「HM/HR界の希望の星」の南ウェールズの4人組バンドが昨年秋にリリースした1stフル・アルバム。
「同郷」で「同世代」、「お友達バンド」ってことでなにかと比較してしまうけど、フュネラル・フォー・ア・フレンドはオルタナの色が濃いとすれば、彼らはパンテラ以降のモダン・ヘヴィネスの色が濃い(バスドラの入れかたなどに顕著)。さらに、ザ・ユーズドみたいなスクリームが入ったり...と、今ふうのヘヴィーなロック・バンドかと思いきや、一方では昔ながらのギター・ソロがフィーチュアされてたり...と、新しいものと古いものが巧く同居してる感じで、そこが彼らがウケる要因なのかもしれません。スクリームとヘヴィーなリフにビックリし、「スクリーモ・メタルなんて!」って即、拒絶反応を示して耳を塞ぐひとも居るかもしれませんが、メロディー・ラインじたいはポップで、覚え易い。「スクリーモ」=「スクリーム」+「エモ」ということを改めて実感した好盤。アルバムのアートワークにはちょっといただけないものがあります(苦笑)。図柄はイイけど、色使いが...(苦笑)。
ちなみに、“Tears Don't Fall”が「お気に入り」です。
話は変わりますが、彼らを2005年度最優秀新人に選んだ『BURRN!』の読者のなかにも、彼らのことを認めたくないひとたちが多く居るようです。やっぱ、スクリームが生理的に受けつけなくて、「あんなのは(HM/HRじゃなくて)オルタナだろッ!」って感じなんでしょうか...(苦笑)。
R.I.Y.L. : THE
USED, FUNERAL FOR A FRIEND
(2006.4.30/2007.12.1)
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BUSYTOBY--It's
Good To Be Alive
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(import : Parasol
PAR-CD-050)
別項でも紹介しているウォルフィーの2人のヴォーカリストで、将来の結婚を誓い合った仲のジョーとアマンダのサイド・プロジェクト。ウォルフィーもポップだが、それに輪をかけてドリーミィなほどポップ。少女マンガの登場人物みたいに瞳のなかに☆☆☆印があふれる感じ。ウォルフィーが気に入ったひとは即買い! インタヴューで「みんながウォルフィーをカワいい。ギタポ・バンド扱いするのにもうウンザリ!!!」と彼らは言ってたから、こういう音が聴けるのはBUSYTOBYだけになるかもしれませんよ!
R.I.Y.L. :
WOLFIE
(2000.5.19)
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