NEKO CASE
& HER BOYFRIENDS--Furnace Room Lullaby
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(国内盤 : Pヴァイン
PCD-23292)
米カレッジ・チャート方面で話題のカントリー風ギター・ポップを演る女性アーティスト、Neko
Case。彼女の音を聴いて思い出したのが、マリア・マッキー率いるローン・ジャスティス。歌唱力はマリアに及ぶとは思わないけど、声がよく似ています。ロン・セクスミスがゲスト参加していることからも解るとおりあくまでも歌が主役のガールズ・ポップ。気軽に楽しめます。→ローン・ジャスティスについてはこちら
R.I.Y.L. : LONE
JUSTICE、LeAnn Rimes
(2000.5.17/5.21/2003.7.6)
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CAVE
IN--Antenna
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(国内盤 : BMG
BVCP-24018)
フー・ファイターズのデイヴ・グロールのお気に入り(笑)で、彼が猛プッシュしているお蔭で???注目を集めてる米東海岸
・ボストンに拠点を置く4人組のバンド、ケイヴ・インのメジャ−・デビュ−盤。
オープニングの“Stained
Silver”のイントロからギターが津波が押し寄せるようにグワァ〜ッと迫って来ます。この壁のように迫ってくるギター・サウンドがこのバンドの最大の特徴であり、ウリでしょう(笑)。
デイヴ・グロールが気に入ってることからも分かるとおり、フー・ファイターズのサウンドに似てるんですが(苦笑)、フー・ファイターズがドライなサウンドだとすると、ケイヴ・インはウェット。湿っていながらもサウンドの持つアクティヴィティーは高い。マリオンみたいにウェットかつ暑苦しいバンドを思い出しました(苦笑)。
R.I.Y.L. : FOO
FIGHTERS, MARION
(2003.5.29)
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THE
CHAMBER STRINGS--Month Of Sundays
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(国内盤 :
カッティングエイジ CTCM-65004)
アメリカのシカゴを本拠とする5人組。ジャケットが示すとおり、アメリカのバンドなのにかなりジメジメしたサウンドで、何にも予備知識がないとU.K.バンドと思うかも。シンガー/コンポーザーのケヴィン・ジュニアの歌い方/声質にはかなり『ナル』な空気も感じます。ジメジメした感じのほかに、『けだるさ』もほのかに漂わせてる(笑)。ウェットなU.K.ものが好きなひとにオススメな一枚!
R.I.Y.L. : GENE,
BELLE AND SEBASTIAN
(2002.2.28)
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THE
CHARALATANS--Simpatico
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(国内盤 : BMG
BVCM-41053)
ザ・シャーラタンズの9thアルバム。
1997年の5th『テリング・ストーリーズ』でキャリア上「第2黄金期」といえる成功(ちなみに「第1黄金期」はデビュー時)を得たものの、1999年の6th『アス・アンド・アス・オンリー』で音楽性を拡散させ、2001年の7th『ワンダーランド』でのファンキー路線による失敗で大ヤケドを負った彼ら。音楽メディアでの扱いも小さくなり、ファンも離れていった。2004年の8th『アップ・アット・ザ・レイク』がそんな彼らのリハビリの過程的な作品だとすれば、本作はリハビリはほぼ終了し、往年の(4th〜6thの頃の)シャーラタンズ本来のサウンドを取り戻したといえる。『テリング・ストーリーズ』と遜色のないアルバムを造り出した。オープニング曲の“Blackend
Blue Eyes”は「第2黄金期」を彷佛とさせる楽曲で、次の“NYC
(There's No Need To
Stop)”で聴けるうねりも「第2黄金期」を思い起こさせる。最初の2曲だけを聴いて「昔のパワーを持ったシャーラタンズが帰って来た!」とうれしくなってしまった。勿論「第2黄金期」に完全に戻ったワケではなく、「第2黄金期」から10年が経ったことによる年齢相応のシブさや哀愁を感じされる曲もあり、無理に『若造り』なんかはせず、彼らの現況に正直な音造りをしてる。
彼らのアルバムの恒例となっているインスト曲である“Sunset
& Vine”もイイ。
R.I.Y.L. :
OASIS, ARCTIC MONKEYS
(2006.8.31掲載予定分を2007.10.16に掲載)
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COLDPLAY--Parachutes
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(国内盤 : 東芝EMI
TOCP-65472)
全英で大ヒットを記録してる新人バンド、コールドプレイのデビュー・アルバム。トラヴィスの『ザ・マン・フー』があれだけ当たった後だから出てきた『柳の下のドジョウ』的音世界だけど、トラヴィスがまだ昼をイメージする音だとすると、このコールドプレイの音は紛れもなく夜のイメージ。夜のBGMにピッタリ! 雰囲気モノだけど、大推薦!!!
R.I.Y.L. :
TRAVIS『The Man Who』
(2001.1.30)
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SHERYL
CROW--Detours
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(国内盤 :
ユニバーサル UICA- 1044)
シェリル・クロウの6th。
アルバム・ジャケットみて、1970年代っぽい印象を持ったんだけど、内容もジャケットどおりに、これまでのどのアルバムよりもアーシーで泥臭い印象。シンプルでノリのイイ“Love
Is Free”や“Out Of Our
Heads”、“Motivation”は聴いているだけで気分がウキウキしてくる。アラビア風味の“Peace
Be Upon
Us”や、元気な“Gasoline”なども耳をひく。デビュー早々『グラミー・ウィナーズ』となって華々しくシーンに登場してから2枚目のアルバムを出した頃までは興味があったけど、その後どんどん関心が薄れてた私にとっては久々の会心作。このアルバムのツアーなら、ライヴを観にいってもイイ!と思った(笑)。
R.I.Y.L. : Neko
Case, Carole King
(2008.2.29)
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