LAST DAYS
OF APRIL--Angel Youth
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(国内盤 :
ハウリング・ブル HWCY-1066)
去年のうちに輸入盤で話題になってた(らしい)ラスト・デイズ・オブ・エイプリルの本邦初登場盤。北欧のバンドらしいけど、U.S.インディーズからの影響が大きいエモなギターポップを聴かせとります。どこかモヤがかかった感覚はロウファイにも通じるし(笑)。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの四重奏も加わって劇的さが演出されたこの音に、すっかりとりこにされとります。特にストリングスが前面に出て、疾走感あふれる“Two
Hands And Ten Fingers”は名曲!
R.I.Y.L. : JIMMY
EAT WORLD, NAHT
(2001.10.4)
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LAST DAYS
OF APRIL--Ascend To The Stars
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(国内盤 :
インペリアル TECI-24144)
前作『エンジェル・ユース』でエモ・ファンやギタポ・ファンの心を鷲掴みにしたスウェーデンのバンドの待望の4thアルバム。
前作ではヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの四重奏を加えてこれでもか!これでもか!とばかりにサウンドをドラマティックなものに仕上げてたけど、このアルバムには楽曲を劇的に演出する仕掛けは無し。一聴したところ、地味な感じもしたけど、1曲1曲を大切にして楽曲に磨きをかけた印象を受ける。やっぱりメロディーがいいよ、彼ら。疾走感あふれる“Playerin”をはじめ、もはや「ラスデイ節」とさえ呼べるような独自の青臭さあふれるメロディーは健在。個人的には“All
You
Break”もイチ押し曲。前作ほどの壮大さは無いけど、エモ・ファンとギタポ・ファンにオススメします。
R.I.Y.L. :
JIMMY EAT WORLD, SUMMERCAMP, SAVES THE DAY
(2003.2.24)
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SONDRE
LERCHE--Faces Down
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(国内盤 : EMI
VJCP-68489)
去年のうちから輸入盤で評判呼んでたノルウェーのシンガー/ソングライター、弱冠19歳のソンドレ・ラルケ君のワールドワイド・デビュー盤。
ソンドレ君の魅力は...まず、その声にあります。甘くてソフト。まず、この声がイイです(笑)。音楽的にはエルヴィス・コステロやロン・セクスミスなどのシンガー/ソングライターの系譜に連なるようなモノなんですが、育ちがいいのか、それともあまり苦労してないのか(笑)、ソンドレ君の曲からは「怒」と「哀」を感じません。アルバム通してソフトでポップで、春のホンワカ陽気のようなサウンド。どことなくフレンチ・ポップのような雰囲気も漂ってます。
なお、←のジャケットはアメリカ盤(Astralwerks
ASW-13210)。日本盤は別ジャケットでのうえ、コピー・コントロールCDでリリースされています。
R.I.Y.L. :
David Mead
(2003.4.30)
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玲葉奈--Niji
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(国内盤 : EPIC
ESCL-2290)
去年あたりから話題になってる女性シンガー・玲葉奈(Leyona)の2ndアルバム。出だしの“beautiful
day”あたりはフェアグラウンド・アトラクションっぽかったりするけど、2曲目の“travellin'
man”からはジャズやブラック・ミュージックからの影響が感じられるグルーヴィーなサウンドとヴォーカルが全開〜! 歌から確固たる意志と芯の強さが感じ取れるあたりは、アルバムタイトルに『Stronger
Than
Pride』と付けちゃうシャーディーと共通するものがあるのでは?
“パパママリバティー”の♪ママのお気に入りはエルヴィスの甘い声〜だけどパパはシナトラを歌ってた〜...という歌詞が、実に玲葉奈らしい(笑)。この歌詞がピッタリ嵌まるようなサウンドと歌といえば、想像がつくでしょうか?(笑)
R.I.Y.L. : SADE,
COWBOY JUNKIES, FAIRGROUND ATTRACTION
(2002.3.17)
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THE LIKE
YOUNG--Art Contest
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(import : Parasol
PAR-CD-087)
ヘナチョコ・ギター・ポップを聴かせてくれていたウォルフィーのジョーとアマンダのカップルによるプロジェクト。ウォルフィー時代にはキーボード弾いてたアマンダがドラムに転向。さらにはウォルフィーではベーシストだったジョーもギターを弾き、ホワイト・ストライプス編成に!(笑...ま、ベースが入ってるので、正確には違うケド) ウォルフィー時代は手作り感覚のカワユいポップがウリだった彼らが粗めなギターを前面に出た音を鳴らしてんのにビックリしたけど、アマンダのカワユいヴォーカルが乗った途端、「ヘナチョコ・ギター・ポップのウォルフィー」に戻るのでした(苦笑)。さらに、粗めなギターでゴリゴリ押すのかと思いきや「三ツ児の魂、百まで」なのか、ちゃっかりヘナチョコ・キーボード入れたりして(苦笑)、「ヘナチョコ・ポップのウォルフィー」のファンを決して裏切らない内容になっとります(笑)。
R.I.Y.L. :
WOLFIE, BUSYTOBY
(2003.6.30)
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凛として時雨--just
A moment
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(国内盤 : Sony
Musical Associated Records AICL-2014)
インディーズ時代から話題となっていた男女ツイン・ヴォーカルがウリの3人組、凛として時雨(Ling
Tosite
Sigure)のメジャー・デビュー作(フルレンス・アルバムとしては、3枚目)。
基本的に、エモの隆盛を通過した今だからこそ出てきたサウンドで、時折スクリームが入るのも今ふう。ドリーム・シアターのマイク・ポートノイから影響を受けたというピエール中野の手数の多いドラムも今ふうだ(苦笑)。ただ、(“Hysteric
phase
show”という曲名にあるような)ヒステリックさや(彼らの好きな表現である)サディスティックさを前面に出したラウドなサウンド一辺倒ではなく、センチメンタルでウェットな感触も大切にし、時折アコースティックな旋律を取り入れたり...と、『静』と『動』のメリハリをはっきりつけてるところが彼らの特徴か。特に、静かに始まって徐々に盛り上がっていく“moment
A
rhythm”や“mib126”、海岸線の情景をそのままサウンドで描写した“seacret
cm”、インストの“a over
die”などが面白い。メジャー・デビュー・アルバムとしては充分な出来だけど、昔からのファンは“テレキャスターの真実”や“Sadistic
Summer”、“Disco
Flight”といったポップな曲が無くて不満に思うかもしれない。特に、345ファンは、彼女のヴォーカルの比率が減少してるのに不満かも?(苦笑)
R.I.Y.L. : NAHT,
I AM GHOST
(2009.6.30掲載予定分を2009.7.14に掲載)
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MARY LOU
LORD--Baby Blue
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(Import : Rublic
rub56)
1998年の名盤『ノー・シャドゥ』以来の待ちに待ったスタジオ録音盤。相変わらず、どこかの街角でギター1本お供にバスキング(ストリート・パフォーマンス)してるメアリーの姿が目に浮かんで来るような自然体な音造り。
私は、自分で曲や歌詞を書かないアーティストはあまり好きではないけど、それを言うと、殆どの楽曲を相棒のNick
Salomanに任せてて、メアリー自身の楽曲クレジットが3曲しかない本作は失格である。だけど、他人の書いた曲ばかり歌っているとは思えないほど楽曲を自らの色に染め上げていて、「自分で曲を書いてない云々」の難癖つけるのも忘れてしまう。ピンク・フロイドの“Fearless”をカヴァーしてるけど、そういう予備知識がないとメアリーたちのオリジナル曲と思ってしまうだろう。
ま、名盤『ノー・シャドゥ』は超えるとは思わないが、6年経ってもメアリーはメアリーのまんまだと確認しただけでもうれしくなる一枚。
R.I.Y.L. :
JULIANA HATFILELD
(2004.5.31)
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LOSTPROPHETS--Liberation
Transmission
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(国内盤 : ソニー
EICP-635)
HR/HM専門誌『BURRN!』あたりが「スキッド・ロウを彷佛させる」という理由でプッシュしてる(???)英国出身の5人組の3rd。メタリカやモトリー・クルーなどの作品を扱い、その筋ではチョー有名な、ボブ・ロックがプロデュース。
『BURRN!』が言うほどスキッド・ロウそっくりとは思わないが、スキッド・ロウと同じくハード・ロックとパンク/パワー・ポップの中間に位置するようなサウンド。スキッド・ロウよりパンク/パワー・ポップ側に位置してるためか、『BURRN!』だけじゃなく普通の洋楽雑誌でも扱われてる(笑)。
ヘヴィーでハード・ロックふうの“Everyday Combat”から“The
New Transmission”までの流れから一転、中盤の“Rooftops (A
Liberation Broadcast)”から“Broken Hearts, Torn Up Letters
And The Story Of A Lonely
Girl”までは誰でも口ずさめるような親しみ易いパワー・ポップ的な楽曲が続き、ハード・ロック・ファンとパワー・ポップ・ファンの双方を惹き付けるような構成になっている。“4
: AM Forever”や、アルバムのエンディングの“Always All Ways
(Apologies, Glances And Messed Up
Chances)”など切ないバラードも収録。
このバンドの特徴は、メンバー全員が参加してる(?)と思われる男声コーラス。まだまだ青さが残るメンバーたちの怒濤のコーラスが、何ともいえない「哀愁さ」を醸し出している。彼らのライヴでは男声コーラスに合わせて、多くのファンたちが合唱し、大いに盛り上がるんだろうなぁ...(オープニングの“Everyday
Combat”や“Everybody's Screamin'”とか)。
R.I.Y.L. :
FUNERAL FOR A FRIENDS, SKID ROW
(2006.12.31掲載予定分を2007.11.29に掲載)
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LOW--Things
We Lost In The Fire
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(国内盤 : Pヴァイン
PCD-23083)
苦節ン年、ようやく脚光を浴びたアメリカのオジサンとオバサンの3人組、ロウのアルバム。このひとたちのサウンドのことを巷では『サッドコア』と呼ぶらしいんだけど(笑)、長年インディーズで頑張るオジサンオバサンということもあってか、ヨ・ラ・テンに近い感触。ただ、ヨラテンみたいに弾けことはなく、ただただ内省的。それが『サッドコア』と呼ばれる由縁か? ちょっとハマるとクセになる音です。プロデュースはあのインディー大王・スティーヴ“レイプマン”アルビニ。
R.I.Y.L. : YO LA
TENGO, DAMON & NAOMI
(2001.5.31)
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LUNA--Romantica
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(国内盤 : Pヴァイン
PCD-23246)
元・ギャラクシー500の1/3...という枕詞も今や不要の、ディーン・ウェアハム率いるルナの3年振りのスタジオ盤。全般的にトロピカルな雰囲気が漂っていて、サウンド的に少し変化が感じられるけど、ディーンの語りかけるように優しくもけだるい(笑)独特のヴォーカルが乗ると「ああ、いつものルナだなぁ」と思ってしまいます(笑)。新加入の女性ベーシスト、ブリッタ・フィリップス嬢とのデュエット(?)“Mermaid
Eyes”も耳に新鮮(笑)。春から夏にかけてのBGMに最適!
ところで、「前作でガンズ・アンド・ローゼズの“Sweet Child
'O'
Mine”のカヴァーを演ったルナが、今度はヴァン・ヘイレンの“Jump”に挑戦!」...と言いたくなるほど、“Dizzy”って曲は“Jump”に似てるなぁ...(苦笑)。
R.I.Y.L. : THE
VELVET UNDERGROUND
(2002.6.30)
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LUSH--Ciao
! 1989-1996
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(国内盤 :
ロック・レコード RCCY-1105)
解散から3年を経て、突如リリースされたLUSHのベスト盤。コクトー・ツインズ・フォロワーからスタートした彼女たちが、独自の耽美的ギターポップ世界を完成させた後、ブリット・ポップ全盛の時流に合わせた大衆ポップに移行していった歴史がコンパクトにまとめられています。LUSH初心者向け。詳細はこちらへ→
R.I.Y.L. :
COCTEAU TWINS, RIDE, MY BLOODY VALENTINE
(2001.5.31)
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